残暑が厳しい時期の釣りを快適に過ごすため、筆者が愛用しているのが、屋外作業などでは必須の『ファン付きウェア』。今回は、仕組みや使用のポイント、注意点などを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
熱中症対策に『ファン付きウェア』
最近ではあらゆる場所で見かけるようになった『ファン付きウェア』。暑い建設現場の作業員が愛用しているだけあって、その実力は折り紙付き。つまり暑い釣り場にも最高のアイテムという訳だ。まだまだ残暑が続き、暑い日中での釣りをする人に、1つは持っておいて欲しいアイテムだ。
夏の釣り場は酷暑。水辺であってもパラソルやテントなどで日陰を作っても、太陽さんは動いていて、横から回り込んで容赦なく照り付けるのが常なのだ。こんな時、少しでも良い方法はないものかと思うのが釣り人。そこで登場したのが『ファン付きウェア』だ。
仕組みと注意点
ファンで空気を服の下から送り込んで、首元から吹き出すように作られている。専用の服は空気で膨らんでいるから、陽射しが差し込んで来ても空気の層が熱を遮ってくれる。
送り込まれる空気は周りにある空気なので、決して冷たく冷やされたものではない。だが、首元から勢いよく噴き出る風は屋外では最高にありがたいと思う風だ。
注意したいのはアスファルトや砂浜などでの使用で、地表に近い位置では、路面などから発生している熱気を取り込むことがあるから、発熱体から最低50cmは離して使用したい。
『ファン付きウェア』のパーツ
今回、『ファン付きウェア』の市場の状況を教えて貰うために、大手作業アイテムショップのワークマン(大和郡山店)に出かけて価格などを教えて貰った。
同アイテムのパーツは専用の服とバッテリー、専用ファンで構成されていて、服は斬新な物からベストタイプまであるが、オススメはベストタイプ、首周りから噴き出る風が心地良いのだ。価格は5000円前後から。
バッテリー
一番高価なのがバッテリーだ。現在4社ほどから発売されているが、普及品は8000円弱で売られている。もう少し高価な11000円程度の商品もあり、こちらは12Vで強力な風が送れるのだが、思うに重労働者用である。釣りでは5V前後の風で十分だと思う。
ファン
ファンは各メーカーとも4000円までで購入できるが、ワークマン製品など3色から選べるような商品もある。各パーツは単品でも購入可能だが、始めはセットでの購入が望ましい。