神奈川県の三崎港は、ファミリーフィッシングが楽しめることが人気の釣り場。そんな平和な釣り場で狙える、『竿をブチ曲げるようなモンスター』を3つ紹介しよう。
（アイキャッチ画像提供：WEBライター・井川健志郎）
TSURINEWS編集部
3.マダコ
昼間は障害物に隠れているが、夜になるとエサとなる甲殻類などを求めて活発に這い回る。真水を嫌うため、大雨の後で海が濁っているような状況では釣りづらい傾向にある。
食味も抜群なマダコ（提供：WEBライター・井川健志郎）タックル・仕掛け
ヘビークラスのバス、ライギョ用ロッドや、ジギングロッドなど、なるべく頑丈なものを使う。ベイトタックルが有利。
ルアーはスナップにエギとナス型オモリ（8～10号程度）を組み合わせたものを使用する。タコ用のエギがない場合は、アオリイカ用のエギでも釣れる。
タコ釣りに使用するエギ（提供：WEBライター・井川健志郎）釣り方
まずエギを岸壁際に投入し、着底させる。岸壁際を歩きながら、エギでボトムをトントンと小突きながら探っていく。根掛かりのような感触を感じたら、糸を張って様子をみる。ジワーッと動くようであればタコの可能性が高いので、強いアワセを入れてボトムから一気に引き剥がす。
釣り上げた後の注意点
タコは脱走名人とも言われるほど逃げるのが得意。釣り上げたタコはチャック付きの洗濯ネットに入れることで脱走するのを防げる。
なお、マダコには「漁業権」が設定されている場所もある。マダコを狙っても良い場所とダメな場所があるので、釣行前に漁業権の設定有無を確認するようにしておこう。
大物釣りでの注意点
陸っぱりの大物釣りでは、匂いの強いエサを使うため、外道でサメやエイなどが掛かってしまう可能性がある。無理に釣り上げようとするとタックルの破損に繋がるだけでなく、ちぎれた仕掛けが飛んできたりして危険なので、釣り上げられそうにないと判断した場合は糸を切ることも選択肢のひとつ。
掛かってしまった魚には申し訳ないが、自身の安全を優先しよう。また、今回紹介した大物釣りは手軽に挑戦できる反面、釣り上げた魚の処理を誤ると危険にも繋がる。
できれば魚の扱いに慣れた人を含めた複数人での釣行が望ましい。単独釣行や、初心者のみでの釣行は避けよう。最後に、今回紹介した釣りは足場の良いポイントがメインとなるが、釣りに行く際はどんなフィールドでもライフジャケットは必ず着用しよう。
＜井川健志郎／TSURINEWS・WEBライター＞
三崎港
所在地：神奈川県三浦市
