7月4日、淡路島にチョイ投げでのキス&アナゴリレー釣行に出かけた。食卓を賑やかにする食材をゲットした模様をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
アナゴ釣りはガシラから?
明るいウチは釣れないアナゴだが、何時頃から釣れ出すのか…を確かめるために、比較的明るいウチから、アオイソメとサンマの切り身を付けた仕掛けを投入しておく。鳥飼漁港のアナゴポイントは、ほぼ足元なので竿下に仕掛けを落とすだけだ。
周囲が暗くなり、穂先ライトを付けた途端、穂先がクククッと揺れた。すぐに手に取り、糸を張り気味にしていると、コン、コンときてキューンと引っ張られたところでアワせると重量感が乗った。水面を割ったのは20cm級のガシラ(カサゴ)。
実は淡路島のアナゴ釣り場の多くが、日暮れからまずはガシラの時合いからスタートする。一時は1人で2本の竿が面倒見切れないほど忙しくガシラが入れ食いに…。煮付け用に数尾をキープして後はリリースした。
遅めの時合いでアナゴ登場
日が完全に暮れて、「今日はアナゴが釣れないのか」と思い出した頃、穂先にガシラとは違うアタリが出た。おそらくは待望のアナゴだ。アタリの違いというのは、ガシラの場合、コココンとエサを食べて引き込むのに対して、アナゴの場合は最初の小さくコンと穂先を押さえ込む。そこで竿を手に取って張っていると、スーッとスムーズに引っ張っていくことが多い。まさにそんなアタリで45cmほどのアナゴが登場した。
不思議なことに、そこからは同じポイントに仕掛けを置いているのに、アタればアナゴ…の状態が続く。ただ、この日はサンマの切り身よりも、アオイソメの方によく食ってきたようで、サンマの切り身は触ってくるものの食い込みには至らない場面が続いた。アナゴは日によって虫エサと切り身で好みのエサがかわるようなので、両方を持参しておきたい。
同じポイントで釣っている証といっては何だが、アナゴとガシラの一荷釣りも2回あった。
この日の夜は涼しくて釣り場にいるのが快適だったので、つい長居をしてしまい気がつけば22時を回っていた。この日のアナゴの時合いは19時半~20時半と言ったところだった。結局、アナゴは小型をリリースして6尾をキープ、キスは30尾に達していた。食卓を賑やかにしてくれる食材は十分に揃ったので、納竿して帰路に就いた。
今後の展望
日中のキスはまだまだこれからが本番で、広範囲に釣れ続くだろう。7月も後半に入ると、波打ち際でも釣れるようになるが、15cmまでのいわゆるピンギスがメインとなる。アナゴに関しては実は年中同じ場所で釣れるのでいろいろな場所で試してみてほしい。
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>
鳥飼漁港
所在地:兵庫県洲本市五色町