6月5日、愛知県の船でマダコ釣りへ。タコエギを駆使し、良型のマダコをキャッチできた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫)
愛知県で船マダコ釣り
先月中ごろから好調だとうれしい情報を得て、私を含めて釣友5人(女性1人)が現地で合流。全員がマスク着用で、受け付けを終え釣り座の抽選で、私たちは右舷胴の間からトモへ5人並ぶ。多くのタコ好きアングラーが集まり超人気。
釣友3人はタコ釣り初挑戦で、ワクワクでタコ釣り談議が弾む。釣友の藤城さんはタコ釣りの経験が豊富なので、誘い方やアワセなどを親切にアドバイスしていた。
当日のエギタコ釣りタックル
午前7時、全員が乗り込み出船。航程40分ほどでポイントへ到着した。水深5m付近からの流し釣りで、「はい、いいですよ」とのアナウンスでスタート。
私たちはタコエギを2個、オモリ50号で仕掛けを落とし込む。イトフケを取って、オモリは底から上げずサオは軽くシェイクする。タコエギを躍らせてアピールしながら、タコにエギを抱かせる釣りだ。
良型マダコ連発
いきなり藤城さんのサオが弧を描き、「タコ乗せたよ」との弾んだ声が聞こえた。やがてエギを抱いたタコが浮上すると一気に抜き上げ、これが船中初のタコで1kg前後の良型だから驚いた。
ここから船中でプチ時合いとなり、あちらこちらで良型のタコが上がる光景を見た。やがてタコ釣り初挑戦の河村さんのサオが曲がり、慎重に上げると良型のタコが浮上してきた。
船長がネットを差し出して取り込んでくれ、河村さんは仕留めたタコを手にしてニンマリ顔になった。
シェイクで良型マダコゲット
その隣でサオを出す初体験の女性アングラー・恵(めぐみ)ちゃんに気合が入った。サオを小刻みにシェイクし、「私のエギを抱いて~」と誘う。
サオが曲がり、無言でリールを巻き続けているので、「タコが乗ったんかい」と私が打診する。「めっちゃ重たいけど~」と言いながら必死でリールを巻いており、やがてタコが浮上してきた。船長がそれを見て素早くネットで良型のタコを取り込む。「うわ~、うれし~い」と大喜びで満面の笑顔になった。
マダコ1kg級をキャッチ
私の手持ちザオが重くなり乗りの予感。ゆっくり上げるとサオが曲がり、「おっ、タコ乗せたぞ」と藤城さんに伝える。良型のタコが足を広げ、威嚇しながら浮上。
めっちゃうれしい瞬間だ。仕留めた良型のタコは1kg前後。重たいはずだ。
船中釣果はサオ頭23匹の好調
藤城さんと河村さんは順調に良型ぞろいで仕留めている。若尾さんはトモで缶ビールを片手にのんびり誘ってタコを仕留める。これで全員がタコを仕留め一安心だ。
河村さんは大型のタコが抜き上げる時に船底へ張り付いてしまい、吸い付きは半端ないようで、強引に上げるとハリ外れでバレたようだ。逃げたタコは大きかったと河村さんは悔しがる。恵ちゃんはシェイクの誘いに夢中で良型のタコを連発。「誘いに弱いタコちゃんだね」、こんな冗談が……。