6月6日、大河川の河口部がそろそろ釣期インしているのではないかと思い、日高川河口部に的を絞って午後から釣行を試みた。思わぬチャリコの猛攻に苦戦はしたが、投点をかえてキスのたまり場を探り、16cmまでを19匹の釣果を得た。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・牧野博)
チャリコ対応策
水温が高くなるとチャリコが多くなるのはどこの浜でも共通だと思う。しかし少し注意深く釣ってみると、キスの魚信のある場所とチャリコばかりが掛かるポイントがあり、両者の釣り分けは必ずしもリーリング速度だけが正解ではなかった。また、ある程度遠投してオモリが着底した直後にキスがモゾモゾアタリを見せることも多かった。
できるだけ近いポイントでキスのアタリをとらえ、チャリコが多くなってきたら距離をかえて新しいポイントを早く探るなど、横の移動と縦の飛距離チェンジを織り交ぜる方法が有効であるように思った。
今後の展望
キスは今から本格的に暑くなるまでの間、数も型も最も充実してくるシーズンである。また、河口部では上げ潮の時に比重の重い海水が川底をはうように上流方向に向かって差していくことが知られており、好天が続いた後は河口内で釣れ盛ることもある。河口内でヒットするキスは意外に型のいいものが多いので、うまく居場所をとらえられたら結構面白く釣ることも可能である。
暑い季節が到来した。飲み水は忘れないように多めに持参したい。
<牧野博/TSURINEWS・WEBライター>
北塩屋海岸