5月30日、京丹後沖でジギングをしてきた。前日よかったというアラは不発に終わってタヌキメバルがメインの釣りとなったが、同行の釣友全員が釣果を得ることができたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・田中耕二)
京丹後で中深ジギング
5月30日に舞鶴を訪れた。同じ京都在住の仲間4人でジギングに出撃だ。
実に55日振りの釣行は、もう行けるだけで満足。しかも、今年の京丹後は中深海が絶好調!さらに前週から幻のアラが好調と聞いて、行きの車中は早くも興奮状態。
ベイビーサイズのアラから
午前7時に河岸払い。我々は左舷に前から4人並んだ。ミヨシから小山君、私、山崎さん、李君の順。ベタなぎの海をすべるようにENSはポイントに向かう。朝一は、大本命のアラ狙い。約90分で到着してスタートフィッシング!水深150m前後を攻める。
ジギング4回目の山崎さんにレクチャーしながら220gのセミロングを沈める。難なく着底して10m速巻き。再度のボトムタッチからのワンピッチジャークで様子見。まずまずの潮の重みが伝わり、ラインは足元に入ってくる。ということは、左舷が潮上となる。
この釣りでは潮上が圧倒的に有利!思わずニヤついていると小山君にヒット。慎重に浮かせてきたのは、大本命のアラ!ただし、ベイビーサイズだった……(笑)。リリースを試みるも海面に浮いたままなので、再びキャッチした。エア抜きの針とリリースタックルの必要性を感じる。
バイトが右舷に集中
すぐに続くだろうと思うが、バイトがないままポイント移動。次の流しでは左舷トモと右舷胴でメガタヌキメバルが上がる。潮が悪いのか、バイトは少ない。船長によるとアラが出るポイントは、バイトが少ないらしい。タヌキメバルが多いと先に飛びつくから、バイトの少ないエリアを敢えて攻めるとのこと。
一発を求めて真剣にジャーク。セミロングからショートに、カラーをかえてグローを入れてみたりするが、バイトがない。ヒットするのは右舷ばかり。なぜだ?
ラインは足元に入る。左舷が潮上で新しいポイントに先にアプローチできるはず。ボトムタッチもしっかり取れている。正直、バイトがない理由がわからない。まさに迷宮入り。右舷では、中アラやスズキ、メガタヌキなどがポツポツと上がるのに!?
二枚潮対策でジグウェイト変更
そういえば、左舷はオマツリが多い。右舷とマツることもあるが、ミヨシの小山君とトモのアングラーがオマツリする。間に3人いるのになぜ?ロッドから出ているラインは、同じ右下に流れている。
あ、二枚潮!なんでこんな基本的なことに気づかなかった。浮かれすぎだぞ、俺。恐らく海面の潮の流れは左舷が潮上。でも底潮は右舷が潮上なのだろう。ジグを270gと重くして、ロッドを5ozと強く、ラインを1.2号と細くした。上潮の影響を下げ、重いジグで強制的にフォールをいれた。これでやっとバイトをとらえたが、チビタヌキ……(涙)。右舷はバイトも多く、型もいいのに……。
タヌキマンション発見
船長がサイドスラスターを駆使して船を立ててくれるとようやくバイトが増えた。ちょうど時合いと重なったのか、4人全員ヒットの流しも。タヌキマンション発見だが、バイトが出るのは必ず右舷から。右舷がリーリングに入って、少ししてから左舷の我々がアタる。
二枚潮の潮上を攻略できなかったが、それでも最後の流しでは、私も35cmタヌキをゲット。李君も中タヌキをゲット。山崎さんには至っては、良型タヌキのツインヒットまで!小山君にはビックバイト。こいつはアラだと盛り上がったが、カガミダイのスレ掛かりにオチが付いたところで。アラ狙いが終了。
密を避けてムツ&オキメバルポイントへ
タラポイントに移動かと思ったが、タラポイントは週末で「密」らしい。密は避けようとムツやオキメバルが狙えるポイントへ。
ここも二枚潮。ムツが上がったのは、右舷だけでストップフィッシング。4人でメガタヌキを含む11匹とカガミダイ、小アラと浦島グリ中深海としては、満足のいく釣果ではなかったが、皆の笑顔に満足……できないわ。リベンジじゃ~!!
後日、山崎さんからタヌキ料理の写真が届いた。アクアパッツァ旨そう~。釣りに行って、釣果を食べる。これまで普通だったことが、最高に幸せ。
<田中耕二/TSURINEWS・WEBライター>