【カヤックフィッシング入門】命を守る釣行グッズと基本の海上ルール

【カヤックフィッシング入門】命を守る釣行グッズと基本の海上ルール

初心者に向けてカヤックフィッシングの基本を紹介。今回は、カヤックフィッシングのルールと、命を守る釣行グッズについて解説しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・鵜殿順一)

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

船釣り シーカヤック

ルールと命を守る道具について

今回はカヤックフィッシングのルールと道具について解説しよう。ボートにせよカヤックにせよ、船をこぎだす以上は自分が船長。己と他者に対する責任も伴うという自覚を持ち、カヤックフィッシングを安全に釣りを楽しもう。

カヤックの資格と交通ルール

カヤックに船舶免許は必要ない。誰でも自由に楽しむことができる一方、港湾部や港の出入り口など、船の往来が激しいところや、立入禁止場所付近などで浮くことは制限されている。

船は右側通行という鉄則はタンカーでも釣り船でもカヤックでも同じ。水上交通での全世界共通ルール。真正面から船が接近してきたとき、避ける際には右へ転進することが鉄則だ。

カヤックのエントリー場所

砂浜:カヤックを安心して下ろせる場所は浜辺。駐車場やトイレがあり、砂浜や砂利浜ならエントリーしやすい。

サーフ

波があるので避けたほうがい無難。もっと波が穏やかなところを選ぼう。波打ち際での転覆は大惨事になる。自身の体と釣り具に大きなダメージを受けることになりかねないので、細心の注意を払う。

港のスロープ

基本的に使えない。一部の漁協など港内駐車場とスロープ使用を認めているところ以外は使用禁止。大きなトラブルに発展する可能性があるため、勝手に使ってはいけない。

また、海水浴シーズンには海水浴客が優先される。人々が来る前に海に出て、帰ってから戻るなどの工夫を。海水浴場の端から出入りする、あるいは海水浴禁止となっているところから出るなどの配慮が必要となる。海水浴期間はボート類の出艇禁止を掲げている場所があるので、ルールには従うこと。

湖や河川

持ち込みに関して漁協の許可が必要な場所や、禁止になっているところもある。必ず事前に確認すること。釣りをする際、入漁券が必要なところは多いので忘れずに。

ライフジャケット(救命胴衣)

まず、水上で命を守る物と言ってピンとくるのはライフジャケット(救命胴衣)だろう。国内ではそう呼ばれているのが一般的だが、ここでは国家検定品(国交省認定桜マーク入り救命胴衣)をライフジャケットと呼び、それ以外のものをPFD(パーソナル・フローテーション・デバイスまたは、パーソナル・フローティング・デバイス)と呼ぶ。ライフジャケットなら、なんの問題もないが、カヤックでは法規上そこまで厳密に求められてはいない。

【カヤックフィッシング入門】命を守る釣行グッズと基本の海上ルールカヤックフィッシングの基本装備(提供:週刊つりニュース関東版 APC・鵜殿順一)

しかし、釣り船などと違い、すぐそばに他の人がいない可能性が高いので、膨張式はお勧めしない。整備不良による未膨張や、気が付かなかった穴などからのエアー抜けによるトラブルがあると、死に直結する可能性が高くなる。ゆえに、パッド(浮力体)式を選ぶことを推奨する。

選ぶ基準は自分の体重の1/10程度の浮力があること、信頼できるメーカー品であること、ポケットなど、使い勝手がいいこと。形状や色は多彩なので、好みで選ぶといい。

あまり前面に色々付いて凹凸の多いタイプは、落水して再乗艇の際、邪魔になるので、できれば避けたほうがいいだろう。また、浮力が足りないなどの場合にはポケットに空のペットボトルを入れるという方法がある。とはいっても、艇が転覆・落水など通常の釣りをしていて今まで一度もないので(意図的に自分から落ちてみたことはある)、そこまで怖がる必要はない。

近年のフィッシングカヤックは、走破性重視のツーリングカヤックを釣り用に転用する設計から、安定性重視で作られているので、安定性は格段に上がっている。

【カヤックフィッシング入門】命を守る釣行グッズと基本の海上ルール波や飛沫が入ってくるのが当たり前(提供:週刊つりニュース関東版 APC・鵜殿順一)

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