コロナウイルスの影響で外出もままならないが、今回は、初夏に気持ち良い釣りが楽しめるヘラ釣り池、大阪・太子町にあるフィッシングセンター竹の内とその攻略ポイントを紹介。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
春〜初夏のヘラブナ
季節的にもそろそろ活発に動き出すと思うヘラブナ。桜も葉桜に姿をかえて水温も上がってきたこのごろだが、今年はコロナウイルスで大騒ぎだ。恐ろしく怖い菌なので最大の注意が必要だから、終息まではのんびり釣りという訳にもいかない。
気温の方も例年とは少し違うようで、寒暖の差が激しいような気がしてならない。ポカポカ陽気になって釣りには申し分ない気温だと釣りを始めても、ヘラブナの活性が上がらないといったこともよくある話だ。とはいえ、初夏のころには気温も落ち着き、ヘラブナの活性もさらによくなっているはずだ。
FC竹の内
FC竹の内釣り場は大阪と奈良の県境(大阪側)にあり、谷の水を利用しているので酸素量多く綺麗な水が入っている。そのためこの池の魚たちはとても元気で、大型が特に多い釣り池なのだ。
この釣り場の仕掛けは12~15尺が決まりで、ミチイト1.5~0.6号、ハリス0.3~0.6号くらいがお勧め、中には40cm以上を狙うため0.8号を使っている人もいる。底釣り専用池のため釣り方は底釣りで、段差も10㎝未満と決まっている。そのため宙釣りや段差のある段底釣りはできないので、上バリトントン他で釣る。
真ん中の桟橋を二分して南向きと道路下をウドン専用釣り場、北向きと山側桟橋がダンゴとウドン両方使えるエリアに分かれている。
FC竹の内オススメエサ
今年の春は水温不安定でヘラブナの食いも渋かったのだが、原因は池底の低水温が原因のようである。しかしダンゴの底釣り冬や底餌クロレラ、ダンゴのベースエサ、底釣りダンゴなどを少し軟らかく練って使うと結構うまくいくことが多い。場合によっては芋グルなど重たいグルテンを30%程度交ぜたり、もともと重いエサにはマッシュやグルテンを少し加えたりするといい場合がある。
バラケは、この池では不要に近いが、早くアタリを出したいという場合には有効。底用のバラケや様々な麩エサとグルテンを組み合わせ、できるだけ底でばらけるように作ると効果が出る。宙釣り用のバラケなどは表層で少量バラケてしまい、底のヘラブナを水面近くまで寄せて、面白いはずの底釣りを台無しにしてしまうことがあるので、もしも表層に数多くのヘラブナが浮いてきたらバラケは即中止した方がいい。
FC竹の内オススメ仕掛け
仕掛けに関しては、ハリスを長くすると、底に集まったヘラブナがハリスに触れていいアタリを出し、一向に釣れないということを経験したことがある。ただし、素材がフロロカーボンの場合は硬めなので、0.5号以上はやや長いめ(40cm弱)がいいようだ。
FC竹の内の釣れる場所
最後に、この池には大物がよく釣れる場所とエサがある。大物がよく釣れている場所は、道路下の桟橋で一番の波除パイプ周辺や、奥から一つ手前のエリアが圧倒的に実績が高い。
そして、エサはワラビウドン。これに釣り場で購入して細かく挽いた新しいペレットをまぶし粉として使うのがお勧め。もちろん、ダンゴでも釣れないことはないと思う。ちなみに、ウドンを使っても私には釣れない。昨年38cmは釣ったけれど、この時は尿素ウドンだった。
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<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>