3月30日(月)、東京都青梅市を流れる奥多摩川へ増殖放流後翌日の渓流釣行。寒空の下の激戦区にて、ポイント判断的中で35cm頭に13尾の渓魚が遊んでくれた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
奥多摩川下流域『河辺グラウンド』
河辺グラウンドは奥多摩川下流域に位置するスポーツが盛んな運動公園だ。駐車場は時間に限りがあるものの無料で、目の前に川が流れており景観も良く、釣り人には最高の場所だ。
毎年解禁日や放流後は凄い数の釣り人で埋め尽くされ、全区域中で一番の激戦区。だが昨年の台風の影響で工事が入り、釣場として復旧したばかり。下流域の釣場はまだ他にあるが、復旧後の状況を確認したかったのもあり、釣場はこちらに決めた。
8時30分に同釣場の駐車場が開門するので、混雑を避けて9時頃到着。気温はまだ5度以下と寒いが、川を見るとすでに30人程度の釣り人がいる。台風後の工事の影響で、部分的に川幅が広くなっている。
地元の釣り人の中には早朝から開始して、良型ニジマスをゲットした方も。楽しそうな話を聞くと私の気持ちもはやり、準備に取り掛かる。だが、昨年までの状況と違い、駐車場側は流れが強く、最低でも7m以上の竿の長さがないと底波に入れる前に流されてしまい、このままでは釣りにならない。考えた結果がこうだ。
当日の重要ポイント3選
1、工事後の釣場変化を見極める
台風復旧工事後は、部分的に川幅が広くなり流れが変わった。以前までは駐車場側から、容易に5mクラスの竿でも、緩流帯に仕掛けを入れて底波を流せた。だが、同場所は激流帯に変わりどうにもならない状況だが、対岸側は岸よりが緩流帯になっている場所を見つけた。
2、緩流帯付近の底波を流すには
駐車場側からのエサ釣りであれば、最低7m以上の竿は必要だ。だが、ポイント的に対岸側からであれば、5mクラスの延べ竿でも釣れるスジを長く流せるので、この状況で渓魚を楽しく釣るための答えは『同場所の対岸へ渡る』が正解だ。
3、重めのオモリでゆっくり流す
ポイント的には、ガンガン瀬からの落込みの激流帯が弱くなってきている場所なので、緩いといえど比較的流れは強めだ。底波に入れても、すぐに浮き上がらないように2Bのガン玉を1つ追加すると丁度イイ塩梅で、底付近を流れてくれたのが良かったと思う。
当日のタックルと注意点
駐車場側の釣り人が多くて、8mクラスの仕掛け、ルアー、フライも緩い流れ付近に飛んでくることがあるので、オマツリに注意すること。両横の釣り人よりも対岸の釣り人からの仕掛けのほうが、オマツリ確率も高いので要注意だ。 5.4m渓流竿に、ミチイト0.8号を竿いっぱいに結び、通し仕掛けにするので、ヤマメ6号針を直結。目印を3つ付け、オモリはガン玉は2Bを。
本日のエサは、渓流釣り定番エサのブドウムシメインで釣り、ミミズを予備エサで所持している。
作戦が奏功しヤマメ連発
前述通り対岸に渡り、工事以前までの実積場所付近に到着。横には数名程度の釣り人で、後から来た釣り人もほとんど駐車場側だ。釣果アップポイント通り、緩い流れのスジに仕掛けを底波に入れて、エサ先行で流すと思惑通りすぐにアタリ。すぐに15cm~18cmヤマメが3尾釣れた。
お次は目印が止まり『ガッガッガッ』と、強めなアタリでアワせると竿は満月。ジャンプした際にニジマスだとすぐに分かり、引きを楽しんで御用。開始早々から順調にアタリもあり心に余裕が出てきた。開始1時間ですでに6尾ゲットだ。
周りをみていると、駐車場側から8mクラスの竿で釣りしている方々ですら、あまり釣れていない状況だ。そしてアタリも少なくなってきたが、ポツポツ追加して11時にはツ抜け達成。だが更に寒さが増したせいだろうか、チャンスタイムが終わり2時間もアタリがなくなってしまう。