伊豆半島先端の石廊崎の南約75kmに位置する銭洲は、関東・東海圏の遠征釣りのメッカである。今年も4月1日から解禁となり、12月末までが釣期となる。ここでは、遠征釣り未体験の人に向けて、銭洲釣行の注意点や楽しみをまとめた。参考にして、ぜひデビューしてほしい。今年こそ銭洲で夢の大物を仕留めよう。
(アイキャッチ画像提供:とび島丸)
乗船時のスケジュール
指定時間には必ず遅れず余裕をもって出かけよう。受け付けを済ませたら乗船名簿に記入。考えたくないことだが急な病気やケガ、事故の際に、船長が正確な情報を医療機関とやりとりできなくなる恐れがあるため、字は崩さず正確に記入。
乗船時は指示に従い、荷物を積み込む。竿などは航行中に外れて失くさないようにヒモで固定するなどの工夫を。
初めての場合は、船長にトイレや船室、安全設備などの位置を確認し、設備の注意点を聞いておき、船上でのルールを確認しておこう。
さあ銭洲へ出発
釣り場までは船室のベッドで休む。土足厳禁や禁煙など、船のルールを厳守。航行中は勝手に船外へ出ないように。銭洲では協定で開始時間が午前7時に定められているので、6時ごろから準備を開始する。
釣りタイム
開始の7時から、午後1時終了まで目いっぱい釣りを楽しませてくれるはず。
根掛かりした際は、船長や仲乗りに伝えて対処してもらったほうがいい。手で切ろうとしてケガをしたり、竿で外そうとして竿を破損したりすることがないように。
はるか沖合では「すぐ港に戻って病院へ」というわけにはいかない。ケガや急な病気などには注意したい。とくに夏場は、こまめな水分補給で熱中症や日射病に注意。
釣り終了後
午後1時沖上がり。シャワー完備の船もあるので、潮や汚れを洗い落として清潔な体で船室に戻ろう。着替えは必須。
帰港
午後4~5時ごろ。荷物が多いので、運搬などは指示に従い乗船者全員で協力して下船しよう。安全、かつ快適に釣りに集中できるようにサービスが行き届いているので、初めての遠征釣行でも安心して楽しめる。紺碧の海と巨大魚とのファイトは記憶に残る釣行となるはずだ。
<週刊つりニュース関東版編集部/TSURINEWS編>