年末年始に最盛期を迎えるのが、愛知県・伊良湖岬のサーフゲームだ。豊橋市から田原市に続く海岸線の各所で、大型シーバス、ワラサなどの回遊魚、ヒラメにマゴチを狙える。
(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース中部版 APC・高木孝)
サーフゲームでヒラメ狙い
国道23号線の延伸で名古屋方面からのアクセスが向上したこともあり、多くのアングラーがサーフゲームを楽しむフィールドでヒラメを狙おうと、12月6日に豊橋エリアに釣行した。
夜明け前の午前5時30分にポイントに到着すると、すでに多くのアングラーが海岸線に並びキャストしていた。延々と続くサーフをアングラーが少ないポイントまで歩き、東の空が明るくなり始めた6時すぎにキャストを開始した。
大型ミノーで早々にヒラメ1尾目
光量が少ない朝は、大型ミノーのアピール力に期待しようと、13cmのビーチウォーカーグアドをキャストしてスローリトリーブしていると、岸から10mほどの所でイワシと思われるベイトフィッシュが水面を逃げ惑う姿が確認できた。
チャンス到来とベイトの沖にキャストし、ファストリトリーブすると狙い通りヒット。ヒットポイントが近く引きを楽しむ間もなくキャッチとなったが、開始直後のヒットは目標の1釣行1匹を達成するうれしいヒラメとなった。
開始早々のヒットとベイトの状況から連続ヒットを期待したが、全くのラッキーヒットだったようで、その後の1時間は全く反応を得られず時間が過ぎた。この日の潮汐は、午前8時ごろに干潮で午後3時ごろに満潮を迎えるため、朝マヅメと潮変わりのタイミングにチャンスがあるだろうと考えていた。
沖の背でフォールにヒット!
朝のチャンスにヒラメをキャッチし、次は潮変わりと考えていた午前8時30分、ビーチウォーカーウェッジで沖の背を狙ってみると、これも狙い通りリトリーブを止めたフォールアクションで反応を得た。
1匹目と違いヒットポイントが遠かったため、ヒラメの引きを堪能しながらも慎重にランディングした煮つけサイズのヒラメ。帰宅後が楽しみになったこともあるが、狙い通りの時間にキャッチできたことがうれしい1匹だった。
満潮タイミングで50cm級登場!
朝の釣りを終えて昼食後は昼寝。若いころは体力任せに時間の許す限りロッドを振っていたが、最近は無理をせずに休日を満喫しようと考えている。
この日も午後3時ごろの満潮を狙って、1時間前の午後2時から釣りを再開した。朝から多くのアングラーに攻められている状況だけに、沖を狙おうと飛距離の出るルアーをキャストして広範囲を探った。
だが反応を得ることができず、さすがに狙いの時間全てでキャッチするのは難しいと考え始めた午後3時30分、スローな誘いを試そうとビーチウォーカーハウルの14gで、近くをリフト&フォールさせていると、ガツンとこの日一番のアタリが出た。
ヒット直後から良型が予想できたため、絶対キャッチしてヒラメの刺し身を追加しようと距離を詰めると、波間にヒラメが見えた。慌てずに「刺し身、刺し身」と考えながらキャッチしたのは50cm級。
潮変わりのタイミングで狙い通りキャッチできたため、夕マヅメの釣りはやめてこの日の釣りを終えることにした。