12月1日（日）、待ちに待った茨城県北エリアのヒラメが解禁を迎えた。特に常盤沖は、モンスター級が釣れることで有名だが、「解禁初日はどうだろうか？」と、日立港久慈漁港の大萬丸に出掛けた。
（アイキャッチ画像提供：APC・鈴木俊洋）
TSURINEWS編集部
大萬丸でヒラメ解禁初日釣行
茨城県北エリアのヒラメ解禁初日、5時30分、12人の釣り人を乗せ出船。ポイントまでは、10～15分。
震災後の復興を期した年の解禁日は、船中オデコなしと好調だったが、年々数が減り、「1～2尾上げるのがやっと」という年が続いていたが、釣行の先々週前には、釣友が別の釣りで出船した際、6kgを上げているので、大型がいることは間違いないだろう。
ポイント到着後、船長から開始の合図が出ると「まずは一尾」と期待を込め投入。
今回のエサに使う活イワシは大小ムラがあり、7割が小羽、2割が中羽、一割は小指の先くらいの小型。その中から中羽を選んで使った。
本命低活性で拾い釣り
闇が薄紫の空に変わってきて、朝マヅメのチャンスタイム。「さあ、こい」と、竿を握る手に力が入り、アタリを待つ。
完全に日が昇ったが、アタリなし。僚船からの無線でも同様のようだ。
ヒラメを探して移動を繰り返すと、8時ごろに右舷ミヨシで今シーズン最初となる2kg本命。しかし連発せず、流し変えると、サイズアップの3kg。
いいサイズが上がる（提供：APC・鈴木俊洋）依然、拾い釣りといった状況で、本命の活性が低い。これに反して、青物は非常に元気で、次々と取り込まれる。
青物避けながらヒラメを狙う
9時すぎ、泥を含む濁りがとれてくると、青物の活性がさらに上がる。
活性の高い青物を避けながら、流し変えの度に、誰かしらの竿が曲がり、2kg前後がほとんどだった。この日の釣果はヒラメ1.8～3kgを0～4尾。ゲストにイナダ・ワラサやサワラなどだった。
食べごろサイズをゲット（提供：APC・鈴木俊洋）解禁初日ということもあり、魚がまだ固まっていないように感じる。例年であれば、6kg超えが数尾か顔を見せ活気づくが、残念ながら、それは少し先のお楽しみとなってしまった。
仕掛けは複数種用意しよう
前述のように、解禁前に大判の姿を確認しているだけに、「ワタリ」と呼ばれる群れが入ってくれば、期待は大いに高まる。
本命とのやり取りを堪能した（提供：APC・鈴木俊洋）また、エサの大きさが安定しないようなので、中羽用の孫バリ仕掛けと小羽用の1本針仕掛けを複数用意したほうがいいだろう。
＜週刊つりニュース関東版 APC・鈴木俊洋 ／TSURINEWS編＞
