観賞魚の中にはクリスマスシーズンにぴったりのサカナやいることを皆さんはご存じでしょうか?今回は、筆者の独断で選んだ『クリスマス映え』観賞魚10種をご紹介します。
(アイキャッチ画像出典:PhotoAC)
“クリスマス映え”淡水魚
まずは淡水のサカナをご紹介します。
カージナルテトラ
淡水の熱帯魚を飼育を始める際に、比較的に安価で飼育が容易なことから初心者アクアリストの強い味方であるこの「カージナルテトラ」。
群れで泳ぐため、水草水槽に入れると、まるでクリスマスツリーのイルミネーションを見ているような錯覚に陥るかも?
可能であれば、大型の水槽の中を50匹くらいの群れで泳がせたいですね!
プラティ
こちらもアクアリストが一度は飼った経験があるであろう「プラティ」。品種が多いため、様々な色の個体がいるのが特徴です。
中には尾びれ付近に有名なネズミのシルエットが入っている種類もいます。ただ同時にたくさん飼うと、あっという間に大繁殖してしまうため、注意が必要なおサカナでもあります。
プラチナホワイトエンゼル
水槽を優雅に泳ぐ姿が美しい「プラチナホワイトエンゼル」。真っ白な体色と特徴的なシルエットが、水草の緑をバックにとても映えます。
性格が若干きつめのため、他のサカナとの混泳には注意が必要ですが、容量の大きい水槽や、水草が多めの水槽を用意すれば、逃げ場が確保できるためそこまで気を付ける心配もないでしょう。
ベタ
大きな水槽や特別なろ過機が無くても簡単に飼育できる「ベタ」はサカナの中でもかなり“映える”観賞魚でしょう。
気性が荒いため、基本は単独での飼育しかできませんが、大きなヒレは見た人がハッと息をのむほどの美しさです。
レッドビーシュリンプ
比較的簡単に始められる淡水のエビに「レッドビーシュリンプ」という種類がいます。こちらは赤い体に白い線が入った、まさにクリスマスカラーのエビです。
飼育環境には、ミズゴケの一種であるウィローモスが採用されることが多く、これを円錐型に成型してみてください。
そこにエビが集まれば「クリスモスツリー」の完成です。
海水のサカナ
海水の観賞魚の中にも美しく、クリスマスに“映える”サカナが多数存在します。
ハタタテハゼ
ピンッと立ったヒレが特徴的なハゼの仲間である「ハタタテハゼ」は、赤から白へとグラデーションになっている体色がいかにもクリスマスらしい見た目をしています。
比較的、温厚なので群れで泳がせてもかわいいですが、大きさが違い過ぎると上下関係が出来てしまって、気性が荒くなってしまうこともあります。
多数飼育する場合は、大きさをそろえておくのがいいでしょう。
イエローコリス
小型で鮮やかな黄色のベラです。
スイースイーと水槽内を泳ぐ姿がとても愛らしいですが、臆病な性格で数日見かけないこともしばしば。
黄色のサカナは種類が少なく珍しいため、数匹入れると、黄色が映えるでしょう。
アカネハナゴイ
「アカネハナゴイ」は見ためが薄ピンク色をしており、ヒレの先が黄色の非常に美しいサカナです。
若干、飼育の難易度が高めですが、90cm以上の大型の水槽なら比較的安定して飼育できるでしょう。
キビキビと泳ぎ、活発に水中を泳ぎ回るので、上品ながらも見ていて飽きないサカナです。
マンダリンフィッシュ
美しい緑の体に、まるでペイズリー柄のような模様のあるこのマンダリンフィッシュ。全身でクリスマスツリーを表現したかのような見た目は、水槽にいるだけで目を引く存在です。
なんとこのサカナ、求愛行動時にはオスがメスに向かってダンスを踊ります。サカナ界でもとてもロマンチックで情熱的なサカナなのです。
ホワイトソックスシュリンプ
こちらは淡水のレッドビーシュリンプと同じ、赤と白が美しいエビです。名前からもわかるように、白い靴下を履いているかのような見た目をしています。
赤と白のコントラストが非常に美しいため、クリスマスにピッタリ!存在自体が“映えた”エビですね。
クリスマスシーズンにぜひ追加してみては
今回紹介した魚やエビは、条件にもよりますが、比較的簡単に飼育できる種類のものになります。
追加の場合は、すでにいるサカナとの相性を確認するようにしてください。本記事を参考に、クリスマスシーズンに“映え”た写真をぜひSNSに投稿してみてください!
<近藤 俊/サカナ研究所>