9月30日(月)、大潮の好機を逃すまいと相模湾片瀬のまなぶ丸からアマダイ狙いで釣行。当日は、37cmのアマダイなど良型が顔をだした。また40cmのカンコやアラも登場した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)
まなぶ丸にてアマダイ釣り
前日は竿頭14尾の大釣りだったので期待する。片瀬港入口交差点を左へ入ってすぐの受付で大船長、若船長に挨拶して乗船手続きをする。
この日の船着場は受付裏の片瀬川沿い。潮の干満のタイミング次第では船着場が堤防先端になることがあるので要確認。
乗船予約した全員が揃った6時45分に片舷3人ずつ計6人で出船。
当日のタックル
航程15分で江ノ島沖水深70m前後のポイントに到着。
曇りで風は北から2~3m。ナギで、潮は緑青色に澄み、流れはゆるやか。船首を風上に向けてから「どうぞ。水深71mです」と投入の合図。
最初のポイントはアタリなく、30分で移動。
2カ所目は水深75m前後。しかしここもアタリは得られず、8時半に沖の水深100m前後へ小移動。
早々に37cmアマダイヒット
3カ所目では、開始5分ほどで船中アカボラ(ヒメコダイ)やトンボ(標準和名ヒメ)が釣れだし、船長から「アタりだしましたよ」と激励。
すると間もなく、右舷前の坂本さんに37cmアマダイ。
ヒットが続くことを期待したが、小魚のアタリだけでここも1時間で切り上げ、再び移動。
神の使い「ジンベイザメ」に遭遇
すると、体長10mはあろうかというジンベイザメに遭遇。目の前を横切った頭部の幅は約1.5m。
昔からジンベイザメは「神の使い」「幸運の使者」とも言われ、いいことがありそうな気が。しかし、私は根掛かりで、先バリを失う。
切れた部分をハリスごと交換し、タナを海底から1.5mに上げると明快なアタリが到来。少し喜んだが本命の引きには及ばず、27cmヒメ。
船長は「ミチイトが傾くことがあるけど、それは表面の潮が流れているだけで底はほぼ流れてないので、小魚が多い人はタナを少し上げてみるといい」と船中にアドバイスを送る。
数分後、左舷前の古川さんが27cm本命を上げると「タナは高いよ」とアドバイスをくれた。
筆者にも30cm本命
タナを底上2.5mにして、2回取り直したところで、強く明快なアタリ。置き竿を手に持ち、聞き上げると魚の手応えと共に竿がさらに深く曲がる。
竿を水平より45度ほど上向きに構えて強い3段引きに対応していると、船長は本命を確信しているようで「どのくらい?」と問いかける。
過去の経験から「30cm級だと思います」と返事し、電動巻き上げが止まり、ハリスをたぐると、しっかりハリ掛かりした中型本命を抜く。
メジャーを当てるとジャスト30cm。
次の投入でも大きなアタリを捕えたが30cmムシガレイ。しかしこれは一夜干しにすると美味い。その後、船の周りにシイラが集まり、残念ながら移動。
サバの切り身で40cmカンコ
江ノ島沖の水深100mへ戻る。船中アカボラの連発で始まると、左舷胴の間で34cmが上がる。
これは経験則だが、「アカボラが居る所はアマダイも居る」昼すぎは同沖水深115mへ移動して右舷の3人が23~30cmを1尾ずつ拾い、左舷では30cm級アラが3尾上がった。
13時から水深120mで最後の流しを迎えると私が誘い落とした仕掛けに大物がハリ掛りしたとわかる強いアタリ。
竿を上向きに保持して中速で電動巻き上げ開始。力強い引きは留まらず本命とは違う感触。
巻き上げが止まると上バリに付けた持参のサバの切身に良型カンコが掛かっていた。計測すると40cm。
サバで狙いすました良型は痛快。13時半に沖上がり。
当日の最終釣果
船中釣果は23~37cmアマダイ1~3尾にアラ、カンコ、ムシガレイ、ヒメコダイなどが少々交じった。
<週刊つりニュース版 /TSURINEWS編>