10月に入り、いよいよ本格的なフカセ釣りシーズンの到来だ。まだまだ海は水温も高く、チヌ以外のエサ取りも多いと予想されるが、10月6日は兵庫・尼崎市の尼崎フェニックスに釣行、アベレージサイズに加え、ハワセでの釣りで45cm超の良型チヌを連続キャッチして秋の1日を楽しめた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・谷脇英二郎)
尼崎フェニックスでフカセ釣り
当日は日曜日という事もあって、お世話になる久保渡船は30人ほどの釣り人で賑わっていた。その多くは好調の青物やこちらもシーズンが本格化したタチウオ狙いの釣り人たちだ。
尼崎フェニックスでのフカセ釣りはまだ情報もないせいなのか私だけだった。後は落とし込みや紀州釣りの釣り人がポツポツと言ったところである。
当日の状況
10分ほどで釣り場に到着し、釣り場の両端は青物狙いの人が多いので、私は比較的空いている真ん中辺りに釣り座を構えた。
尼崎フェニックスは足場がよく、足元はスリットケーソン構造の波止でチヌの魚影は抜群に濃く、年間を通してチヌ釣り師が通う人気の釣り場である。
当日のエサとタックル
当日は、まきエサにオキアミ1.5kgを配合材として白チヌとチヌパワー激重を混ぜ合わせものを用意し、さしエサにはオキアミ、コーン、練りエサ、サナギを用意した。
タックルは磯竿1号にLB付きスピニングリール、道糸、ハリスともに1.5号を使用した。この日は円錐ウキではなく、環付きウキを使用してみた。
コーンエサで一投目からヒット
まず10mほど沖にまきエサを10杯ほど打ち、仕掛けの準備に取り掛かった。底取りをし、タナを底トントンの4ヒロに設定し、コーンを付けて釣りを開始。
すると1投目からアタリが出たが、チヌではなくガシラ。2投目もガシラが釣れたので、タナを30cmほど浅くして狙ってみる事にした。
朝の時合いでチヌ4尾手中!
するとまたアタリがあり、アワせると今度は明らかにガシラとは違う引き。チヌ独特の引きを味わいながらタモに収めたのは、この時期のアベレージサイズの42cmの銀ピカのチヌだった。
さらにすぐさまアタリが出て同型のチヌを追加に成功し、朝イチの時合いで4尾のチヌを手にする事ができた。
当日はオキアミではアジに取られるので、コーン、練りエサ、サナギをメインに釣りを組み立てた。その後もポツポツとアタリをとらえたがサイズが伸びない。そこでサイズアップを狙い、タナを底に少し這わせるイメージで流していく。
オキアミコーンで48cmチヌ!
この頃からさしエサのオキアミが残り始めたので、オキアミコーン(ミックス掛け)で流していくと、ウキを一気に消し込むアタリ。アワせると底を這うような良型特有の引きが伝わってきた。
この釣り場は根が荒いので、ロッドのパワーを信じて強引に浮かせにかかる。最後まで抵抗し楽しませてくれたのは当日最大の48cmのチヌであった。