9月8日、渚釣りでクロダイを狙うため、福井県・嶺北地方の海岸へ釣行した。ただ、この時期に日本側でいい思いをした経験がなかったが、当日はニ枚潮に苦労しつつも、年無しクロダイ頭に怒涛の6匹ラッシュを経験した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・鈴木規之)
鷹巣海水浴場で『渚釣り』
当日、太平洋側は台風15号の影響で風とウネリが強く、フカセ釣りができる状況ではなかったため、やむを得ず「海を見ることができれば」、「サオが出せれば」という思いでの釣行だった。
まず向かったのは鷹巣海水浴場で、実釣開始は午前7時。天候は晴れ、微風でウネリも程よく、雰囲気は非常にいい。
キスのみで芝政前の海岸へ
しかし、さしエサは残ってくるばかりで、フグの気配もない。4時間続けたが、キスが2匹釣れただけだったので移動を決断。近くの福井新港、三国港、越前松島近辺などの様子をうかがいつつ、最終的に石川県との県境・芝政前の海岸を釣り場とした。
強い二枚潮に苦戦
ここでの釣り開始は午後1時。先ほどとは一転して、チビフグの嵐で全くさしエサが残らない。しかも、強い二枚潮で表層のラインは左へ、ジワジワと沈めたウキは右に流され非常に釣りにくい。
頻繁にハリを結び直しつつ、二枚潮に苦労しつつで1時間が経過したころ、不意にさしエサが残るようになった。
1時間半でクロダイ6匹!
数投後、ラインが浮き上がるアタリで、35cmと小ぶりながら本命ゲット。ここから怒とうのラッシュで、1~3投置きに48cm、38cm、50cm、37cm、44cmと約1時間半で6匹のクロダイを釣り上げることができた。
その後は少し間が空き、たまにフグにハリを取られることも増えてきた。まだまだ時間はあったが、もう十分満足。少し早いが午後4時30分に納竿とした。
普段と全く違う海域で期待していなかったが、この時期の渚は場所にかかわらず安定感があるのだろうか。それを確かめるためにも、しばらく通ってみたいと思う。
<週刊つりニュース中部版 APC・鈴木規之 /TSURINEWS編>
芝政前の海岸