鮎トモ釣りで入れ掛かり61尾 減水河川を「逆上げ」で攻略【尾川川】

鮎トモ釣りで入れ掛かり61尾 減水河川を「逆上げ」で攻略【尾川川】

8月2日、釣友の高浦さんを誘って、北山川支流の尾川川へトモ釣りでアユを狙って出かけた。この川は放流がメインながら、今年は小森ダムからの遡上も良好との事で期待は十分。終始、泳がせ釣りでの「逆上げ」で入れ掛かりを堪能した。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

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淡水の釣り アユ釣り

尾川川でアユの友釣り

尾川川のアユは今季絶好調との事で、期待して向かった当日だったが、私自身、この川へは初釣行で道中からは川は見えず、もちろんポイントも全く分からない。

上流の小森ダムから下った所で「入漁券」の旗があったので、日券とオトリを購入して、とりあえず車を止めた所から川へ下りてみた。オトリ缶を浸け、川を見てビックリ。川は全て岩盤で、見える野アユのほとんどが群れアユだ。

狭い玉石底エリアで竿出し

竿を置き、上下流を見て歩いたが、約250m上流にわずかな玉石底があったが、それも約20mの長さしかない。しかたなくこの玉石底のポイントで竿出す事にした。

この日の竿は8.5mと7.5~8mのズームタイプの2本を持参していたが、ズーム竿を使用する事にした。野アユの魚影は濃いが、ポイントが近くオトリ交換、引き抜きなど全てが座ったままのトモ釣りだ。

鮎トモ釣りで入れ掛かり61尾 減水河川を「逆上げ」で攻略【尾川川】当日のタックル(作図:WEBライター・久保一美)

瀬尻で1尾目を手中

まずはオトリにハナカンを通して瀬尻へ送り込んだ。立て竿での泳がせ釣りで、茶褐色の石に近づいた途端、クルッと目印が下流へ走った。背掛かりで釣れたのは、追い星が真っ黄色の野アユだ。ナワバリ意識が強そうな野アユである事から、ハリハリスは尾ビレからほとんど出さずにセットした。

1尾目は16cm級でオトリ交換をして、同じ瀬尻に送り出したところ、1尾目を同様、16cm級が釣れた。この瀬尻から瀬の流芯までのわずか10mほどのエリアで12、13尾が連発で掛かった。まさに入れ掛かりだ。サイズは14~17cmで半分は追い星が真っ黄色でやる気満々の鮎だった。

鮎トモ釣りで入れ掛かり61尾 減水河川を「逆上げ」で攻略【尾川川】入れ掛かりを堪能(提供:WEBライター・久保一美)

トロ場で連発

瀬の流芯にオトリを入れたいが、頭上に鉄線があるので対岸に移動して、さらに上流のトロ場で泳がせることにした。最初と同じで座ったままのオトリ操作だ。座っているので野アユの警戒心も薄れるのか、かなり手前の玉石まで野アユが石に付きだした。

こうなれば狙い撃ち。背掛かりばかりで30尾ほどを追加した。14時に高浦さんと合流し、釣果を聞くと「19尾」との事だった。

最終釣果

後半戦はオトリ缶を浸けている場所にある玉石狙いだ。やはりここでも座って泳がせると入れ掛かりとなり、17尾を追加して納竿の16時30分までに高浦さんは37尾、私は14~17.3cmを合計61尾と大満足な釣果となった。

鮎トモ釣りで入れ掛かり61尾 減水河川を「逆上げ」で攻略【尾川川】当日の釣果をタモに入れて…(提供:WEBライター・久保一美)

当日の釣りまとめ

当日のおさらいをすると、現在、尾川川は減水気味だ。こんな状況下での釣り方としては

・瀬尻から流芯への泳がせ釣りに徹する
・4本イカリよりも3本イカリで(根掛かりを避ける)
・ポイントが近い場合は座って泳がせる
・メタル、複合、ハイテクライン使用でも、ツケ糸はナイロン0.4~0.5号と太くする

などの工夫がよかった。今回は終始、泳がせ釣りでの「逆上げ」でヒットが連発した。

<久保一美/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
北山川支流尾川川
所在地:三重県熊野市