台風5号の影響で出船できるか微妙な状況となった7月21日、「出船する。」とのことで、半夜便にて京丹後中浜沖への釣行。本命は日没後のシロイカにもかかわらず、私は日没までの五目釣りで6kg超のクエをゲット!思いもよらないお土産に大満足の釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・片岡浩)
日没までは胴つき&ノマセ釣り
今回は私の所属している会の例会であり、参加者は12人。釣り船3隻に4人ずつに分かれて、15時に出船した。ポイントまでは約10分、イカ釣りまでの間、同船者の3人は完全フカセでヒラマサを狙い、私はミヨシで胴つき仕掛けを落とした。エサはマルゴの生オキアミLLにさしエサは爆釣革命3Lを使用。
後ろ3人がヒラゴ(ヒラマサの子)を楽しそうに次々と釣上げている中、私はイサギを量産。その内小アジが釣れたので、仕掛けを「船のませ仕掛け」のミキイト10号、ハリス8号、ハリ12号にチェンジし、ノマセで大物を狙うことにした。
ノマセで大物バラシの連続
エサのアジを背掛けにし、水深約50mのボトムから1.5m巻き上げて待つと、すぐにアタリ!
食い込みを待ってアワせると、重いうえに上がってこない。食いついたのは根魚のようで、根に入られてしまったようだ。何んとか引っ張り出そうとやり取りをしている間にハリス切れ。
2投目、今度はボトムに到着するまでにヒット!ラインが勢いよく出ていく。ヒラマサと確信してリールを止めたが、止めた時点で水深以上ラインが出ており、結局やり取りしている間にプチン。今回はハリスのスレ切れだ。
ここ中浜沖は天然グリであり、ヒラマサは根の近くではハリスを切ろうと根を磨るように泳ぐ。また、船の近くまで上がってきたら最後の力を振り絞り反転する場合や、船底でラインを切ろうとする賢い魚でもある。仕掛けは船より外に出してたぐるようにし、万一反転してもハリスを放してもう一度仕切りなおすようにするのが取り込むコツだ。
幻の魚「クエ」6.1kgもヒット!
その後ヒラゴを釣り上げ、新たにタナを底から3mにして待っていると、1投目と同じアタリ。ゆっくりと上がってきたのは、小さいながらも幻の魚と呼ばれるクエであった。サイズはト6.1kg78cm。狙って釣れる魚ではないので珍客に私もビックリであった。
ここ中浜沖では20~30kgクラスのクエも居るみたいで、たまに上がっているとのことである。
本命イカメタルで13匹
6時半となり本命のイカ釣りポイントへ。場所を変更して集魚灯の点灯までの間はボトムで、点灯後はバラバラであったが、いろいろタナを探って同調13~32㎝を13匹の釣果。少なめであったがサイズがいいので満足できた。
納竿は22時。台風の影響もほとんどなく、楽しい釣行となった。なお、今後も8月のお盆を過ぎてもイカ釣りは可能とのこと。涼しくなると思われる半夜便はいかがだろう。
<片岡浩/TSURINEWS・WEBライター>
釣り船秀さん