吉野屋でエサタチウオ釣り
この日は、梅雨前線を伴う低気圧が呼び込む北東風が沿岸部で強いという予報で心配だったが、出船時間の1時間半前に到着。右舷トモ寄りから2番~4番までの札を外して受け付け。船着場から太刀魚と書かれた看板の立つ第三十一吉野屋丸に乗船。
7時に両舷7人ずつ並んで、岩淵裕介船長の舵取りで河岸払い。
航程1時間15分で猿島東沖にできた数十隻の船団に合流、船は5分ほど反応を探索、いい反応が見つかったところで船長から「この辺りからやっていきましょう。水深は57m、25~35mを探ってください」というアナウンス。
釣場到着時の海況は曇り、風は北東7~8m、海面には波高1・5mほどの波が立ち、波頭は白く砕けていた。潮色は適度な濁りを含んだ緑茶色で、中潮の満潮の潮止まりから14時半ごろの干潮まで下げが続く。
猿島沖でひと流し目からヒット連発
まず、置き竿で水深35mまで沈めたら5m巻きあげて、タナ30mでアタリを待った。
すると、開始直後から竿先を弾くようなアタリ。エサの先端部をかじるような感じだったので、そのまま待つと2回目の重量感あるアタリのあと、竿先がどんどんと深く曲がっていく。
そのまま電動巻き上げでアワせ、船中第1号の75cmをゲットすると、同行の高橋さん、多田さんもすぐに竿を曲げる。
このあと、みんなに次々とヒット。ひと流し目の30分で、船中55~70cm0~7尾、私は3尾をキープ。
ふた流し目はサイズアップ
9時に船長から「反応がかわってしまったので回り直します」と、船を反応の潮上へ移動させて、ふた流し目に移る。
指示ダナ20~30mで再開すると、相変わらず船中好調にアタリは続くが、「誘ってアタリを出してアワセを入れて」という、3段階の釣りをしている人は掛かり率が悪く、エサの3割ほどが残ったハリが上がってくる。
途中から指示ダナが25~35mに下がると、高橋さんにメーター級の良型がヒット。
右舷ミヨシで入れ食いを続ける田沢さんに良型がヒット。
同2番の渡辺さんには80~85cm級が続き船内サイズアップ。
メーター級も!
トモに入っていた佐野さんにもメーター級がきた!
彼は自作仕掛けで「このハリがよく釣れるんですよ」と、紫色のハリにこだわりを持つ。
また、上手隣に入っていた茅野さんは、絶え間ない誘いで終始アタリを出し続け、85cmを筆頭に、後半急上昇の釣果を叩きだす。
ここで船長から「左側でも大きいのが出たよ」と声が掛かり、見にいくと前寄り3番の久保さんにメータークラス。