伝統釣法のシャクリ釣りが有名な内房上総湊ですが、ひとつテンヤでの乗船も可能とのことで、真鯛を狙って5月12日(日)、内房上総湊の加平丸に行ってきました。
当日は活きエビで
船宿で女将さんにあいさつをしてから、6時に船着き場に集合。この日は3人が集まり、私は右舷ミヨシへ。出船すると、少し走ったところでスローダウン。船長が活エビが入ったカゴを上げ、飛び跳ねるエビとご対面。
例年10月くらいまでは活エビが使えるそうなのですが、海況次第で手に入らないこともあるようで、この日は終盤は冷凍エビと併用しました。
船中ファーストヒットはタイラバ
30分ほど船を走らせたところで、船長から開始の合図。船長は手バネを手にして、操船をしながら左舷で一緒に並びます。
この辺りは潮が速いので、10~15号のテンヤがメインとのことで、重めのテンヤを準備。水深38m。10号テンヤに活きエビを付けて投入。
乗っ込みの浮いた魚を意識して底上15mくらいまで探りますが、アタリがありません。1時間経過したところで、左舷大ドモのタイラバの人が小ぶりながらも、船中第一号。その後、またしてもトモで2kg級。
私にも底上10m付近で、控えめなアタリ。アワせてみると、いい引きで0.5kg本命。トモでは、4kg級が水面に顔を出しましたが、タモ入れ直前に大暴れし、バレてしまいました。
腹パン1.26kgメスがヒット
魚の気配があるので、巻きではなくシャクりながらリフトとフォールで小刻みにタナを探ります。斜めにダートする遊泳力の高いテンヤでイトをなるべく斜めに流し、長い距離を横方向へ引けるように意識。
すると、先ほどと同じタナで金属的なアタリ。あがってきたのは、お腹がパンパンに膨れあがったメスの1.26kg。その後は中層で本命らしきアタリを掛けたのですが、バレてしまいました。
ポイント移動で本命追加
大きく移動し、11時に再開。ラスト1時間。目の覚めるようなアタリ。ドラグが鳴り、グングンと突っ込む引きで1kg級のメス。そのまま14時に納竿となりました。
魚影は濃く、まだまだこれからもチャンスがありそうです。浮いたタナを探るのは、この時期ならではの楽しみ。ぜひ体感して下さい♪伝統釣法のシャクリ釣りはレンタルでも楽しめるそうです。
<週刊つりニュース関東版 白井亜実/TSURINEWS編>
▼この船について
加平丸
エリア:内房エリア
出船港:上総湊港