5月の下旬になり、和歌山県北部でのキス狙いはそろそろ盛期に入ったようだ。そこで5月27日、和歌山市の紀ノ川河口の青岸へ投げ釣りに出かけた。
夜明けのワインドはタチウオ不発
青岸の河口の左岸に延びている大波止は、昨年9月に襲来した台風21号で被災し、先日まで復旧工事をやっていて立ち入り禁止になっていた。その工事が5月上旬に完了し、立ち入り禁止が解除されて自由に釣行できるようになった。
この日は早朝まで大波止の先端手前の川向きでワインドをした。狙いはタチウオだが、空が白み始めた4時30分ごろにワンバイトあったのみで、周りも釣れておらず撃沈だった。
気を取り直し、本命であるキスを投げ釣りで狙ってみる。大波止から手前の埋め立て地まで戻り、埋め立て地の南西側に釣り座を取った。ここは車が横付けできる楽チンなポイントだ。
キス釣りスタート
6時ごろから、キス釣りを開始。キスバリ6号の3本バリ仕掛けに、エサのイシゴカイの頭をカットしてからハリいっぱいに付け、100m沖に投入。ゆっくりと引き釣りをする。沖合いは砂泥底で、根掛かりはほとんどない。
投入後すぐにブルブルとキスのアタリがあり、15cmのキスをキャッチした。その後、12cmクラスのピンギスをキャッチしたが、小型なのでリリースした。
アタリがなくなってくると、投点をかえればまたアタリが出始めるが、小型のキスに小型のイトヒキハゼが交じって釣れ始めた。
置きザオではヒトデ・・・
置きザオで狙ってみたが、キスは釣れず。ヒトデやウミケムシが釣れてくる。
やはりキスは引き釣りがよく釣れるみたいなのでゆっくりと引いてくると、70m沖でゴンゴンといいアタリが出る。引くのを止めて次のアタリを待つが、アタリはこない。そのままリールを巻いて寄せにかかると、軽い。フックアウトしてしまったようだ。
投点かえて追い釣り
次を投入して引いていると、ブルブルとアタリ。17cmのキスをキャッチした。再度投入ポイントをかえて投入して引いていると、70m沖でまたゴンゴンといいアタリがあった。
リールを巻く手を止めて次のアタリを待っていると、またゴンゴンとアタリが出る。巻きアワセの要領でリールを巻いて寄せにかかると、グングンと心地いい引きが伝わった。
数回の引きを味わい水面に浮上させたのは、いい型のキスと、小型のキスのダブル。バレないようにゆっくりと抜き上げたのは、21.5cmと15cmのキスだった。いい型のキスは腹がパンパンでよく肥えていて、小型のキスとくらべると親子に見えた。
その後日が高くなるにつれて、イトヒキハゼのアタリが多くなってきた。キスは良型のいいアタリはなくなり、ブルブルと小気味いいアタリで小型のキスが釣れてくる。やはり、50m以遠でキスのアタリが多い。