4月末にサーフゲームを楽しもうと考えて、弁財天川左岸に広がる静岡県掛川市のサーフへ向かった。
遠州灘サーフゲーム近況
遠州灘のサーフでは、年間を通してヒラメを狙える。ハイシーズンは、年により前後するが4月下旬~7月上旬と10月下旬~1月上旬で、数サイズともに期待できる時期となる。
しかし今年は、海況が安定しないこともあり、釣果が少ない日が続いていた。
釣具店やSNSなどの情報では、掛川のサーフでタイミングが良ければ釣れているという情報に期待して、午前5時にポイントに到着すると私と同じ少ない釣果情報を耳にしたであろうアングラーが並んでいた。
朝マヅメはノーバイト
雨の影響で濁りはあるが、コノシロなどのベイトフィッシュが確認できる状況に期待しながら、海面の変化や周囲のアングラーの状況を気にしつつ、ルアーローテーションを繰り返した。
視認性がいい大型ミノーやシンキングペンシルに期待したのだが、東から西への流れが速く、狙ったポイントにルアーをリトリーブすることができない。見渡す限り30人が並ぶこのポイントで、ヒラメらしき魚をキャッチした姿を見たのは2匹だけ。
午前7時を過ぎると東風が強くなり、帰路に就くアングラーの姿が見られた。
エタルジグでヒット!
コノシロがルアーに当たったのみで、ヒラメのバイトを得ることができない。知人に声をかけると、ビーチウォーカーフリッパーの32gでアタリがあったと教えてくれた。
濁りがありアピール力が弱いと考えてメタルジグのフリッパー32gはキャストしなかったのだが、知人の情報を聞きキャストしてみるとルアーがカケアガリを通過した瞬間に、コンと小さなアタリが出た。
反射的にアワせると、数匹釣ったコノシロとは明らかに違う引きが伝わってきた。
ヒット直後から大型ではないと感じたため、水面に浮かせてラインテンションを緩めないようにゆっくり寄せてくると、波間にヒラメの姿が見えた。私のロッドが曲がったことに気づいた知人が近づいてきたタイミングでランディングとなった。
キャッチしたヒラメは40cmに届かなかったが、小さくても釣れればうれしいのがサーフゲーム。笑顔の記念撮影となった。