8月25日(金)、千葉県松戸市馬橋にある釣り堀・三村園で、子ども向けの釣りイベントが開催された。
隣町の三村町会には40年以上続く子ども会があり、その行事の一環で、子どもと母親合わせ27人がキンギョ&コイ釣りを思う存分楽しんだ。
親子連れに大人気の釣り堀
一戸建ての住宅が多いこの地域は、かつて釣り堀が多かったものの、もはや三村園が唯一の場所。
そして子どもが健全で安全に遊べる場所も多くはなく、夏休み期間の貴重なひとときとなった。
竿を握るのも初めての人が多いが、スタッフの的確なレクチャーですぐに練りエサをハリに付けて、竿を振って仕掛けを投入する。
ウキはすぐに消し込むがアワセのタイミングが合わないと掛からない。
みながワイワイしながら夢中になっている。
初めての釣りでもバッチリ楽しめます
キンギョ池は陸上設置のオケ型が3つあり、見釣りできるので、まずここで慣熟運転。
小さい池なので練習にはもってこいだ。
小1の足立陽叶くんは初めての魚を掛けて興奮気味。
5歳、2歳、1歳児を連れて参加の平野さんは「子どもは魚が大好きなんです。でも、釣りはしたことがありませんでした。とてもいい機会です」
1歳の子はベビーカーだが、オケ型の池ならまず落水しないし、堀型の池の淵には、わずかに枠取りがあるため不意の落水を防いでいる。
同所は5月にリニューアルしており、「池の淵が斜めになっていると、落ちやすいです。特に子どもは、全体のバランスとして頭が大きく、ただ歩いていても落ちることがある。そこで、少し段差を付けておきました。これはかなり効果的だったようです」と恩田宜和店主。
親子で釣りに来ると不意に目を離すことが多いだけに、これは安心できる構造。
そして池は湧水を利用しており、夏でもさほど水温が上がらないため、魚の活性はとても高い。
5歳の中島朔弥くん、4歳の村上純平くんもばっちり本命を掛けていた。
大型のキンギョもいる!
2回目の釣行の前原夏翼くん(小5)はさすがの腕前で、20cm級を掲げる。
同学年の杉本那花さんも大型にびっくり。
池は全部で8つあるが、うち半分はコイ池。
芳賀晧成くんは40cmを掛けてタモ取りしニヤリ。
閑静な住宅街の一角で、空が広がり気持ちのいい空間。
秋の行楽日和に出かけてみては。
<週刊つりニュース関東版 本紙・青砥一生/TSURINEWS編>
三村園
営業時間は午前7時~午後6時ごろ。基本的に無休。悪天候の場合は要確認。
キンギョ・コイ釣り1時間500円。貸し竿・練りエサ付き。
駐車無料。電車は常磐線馬橋駅下車。
新松戸行きバスで3つ目の停留所の三村新町で下車、徒歩1分。
1時間の釣果を申告すると、それに応じて菓子や飲料などが貰える。
同日、町会とは別に来ていた青木さん親子は6年生の梨緒奈さんが怒涛の34尾。
ウキが立つ前にエサをくわえてしまう入れ食い状態で早めのアワセが釣果に結びついた。
20尾以上の成績なので2リットルの飲料と交換となり、うれしそうだった。