釣友の横山さんから「日曜日行くけど、どうですか?」と、電話があった。「もちろん、お願いします。三宅さんにも聞いてみるわ」と、3月9日(土)の徳島・日和佐沖釣行が決定した。カゴテンビンでギガアジを狙う。
狙いはギガアジ&マダイ!
電話では続けて状況を確認した。それによると前回から状況はあまりかわっておらず、カゴテンビン仕掛けでギガアジとマダイを狙うとのこと。目標は60cm級ギガアジだ。
当日、横山、吉田、三宅、濱堀の4人は、明るくなった日和佐港を7時前に出船してポイントへ到着。水深60mに仕掛けを投入してアタリを待つと、微妙にウキが反応する。「アタリなのか、違うのかわからんから、一回上げるわ」と巻き上げると、アジである。
「ありゃーアジ。ははは。手のひらサイズのヒラメのエサにちょうどいいアジじゃ」ポチャンとお帰りいただく。三宅さんはサビキ仕掛けで、小アジを鈴なりである。
「ここは、小アジの巣じゃ。場所移動するで!」と少しだけポイント移動。
50cmアジ登場!
場所を移動すると三宅さんのサオが大きく曲がり、電動リールが慎重にイトを巻き上げている。タモを使わずに仕掛けをブリ上げると、50cmくらいの良型アジである。
思わず「おーえぇサイズ!」と声が出た。三宅さんは「いや、もっと大きいのが今年やけん。まだまだ!」とあまり喜んでない返事であるが、顔はニコニコである。
アタリは単発
「よっしゃここには、デカいのがおるな。私にもデカいの来い!」と仕掛けを打ち返すが、釣れるのは手のひらサイズのリリースアジだけである。
「これが、波止場なら喜んでクーラーに入れるんだけどなあ。」という声に「ほんまやなあ、ふふふ。」と誰かが返し、船上は賑やかではあるが、もうひとつ盛り上がりには欠ける。横山さんも吉田さんも、良型アジは食ってこない。
1時間くらいして、三宅さんがサビキ仕掛けから、カゴテンビン仕掛けにかえると、サオが大きく曲がる。
「何だろう、デカマダイかもな、慎重にね。」と言っていると、上がってきたのは、ネコザメである。「サメかー!」と悔しそうな三宅さん。
続いて、今度は横山さんのウキがスポンと海中に引き込まれた、本命の大アジが食ってきたのである。
「ほれ、このサイズがきた。」
「えぇ型ですね。」
「いやいや今年はもっとデカいのが、いっぱいおる。先週は、60cmくらいのが、クーラー満タンやった。このサイズはまだ小さい方じゃ!」
キビナゴエサにヒット!
吉田さんと私には、マダイの幼魚のチャリコは食ってくるが、アジは手のひらサイズより少し大きいくらいで、お刺身にできる良型のアタリはない。もう11時を過ぎている…。
クーラーを開けてパンをほおばると、クーラーには、「食わせキビナゴ」が入っている。「ちょっと遊んでみようと、ハリスを短くして、底まで落としてみた。すると1投目からコンコンとアタリがあり、エサだけが取られる。
「これは、なんかおるな」と今度はそこから2ヒロ上げて待つ作戦で、ハリに食わせキビナゴを刺して落とし込んだ。すると、サオがギューンと曲がった。