「シーバスジギング、最後にやったのはいつだっけ?」。思い返せば、なんと5年ぶり。久しぶりすぎて、前日の夜はちょっとそわそわしながら動画検索。2月18日(水)、今回お世話になったのは東京湾川崎のつり幸。船に乗り込むと、すでに常連たちが手際よく準備を進めています。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)
つり幸でシーバスジギング
村山船長に話を聞くと、状況は「やってみないとわからない」とのこと。渋い日もあれば、爆釣する日もある。それがシーバス。だから面白いんです。
ポイントの水深は約20m。メインで使うジグは60g。私が選んだカラーは迷わず赤金。昔から好きな色なんです。困ったら赤金、というくらい信頼しているカラー。
つり幸(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)指示ダナは船長がこまかくアナウンスしてくれます。「下から10mまで探って」とか、「今度は水面までしっかり巻いて」など。同じポイントでもレンジは刻々と変わる。海の中で「魚はどんな感じで泳いでるのかなぁ」と想像しながらジグを投げたあと、まずは最も簡単で効果的なロッドを動かさず一定の速度でリールを巻き続ける、ただ巻きで狙います。
使用ルアーの一部(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)そして船長が何度も強調していたのは、取り込みの重要性。エラ洗いをするし、海面でバレることもあり危険。もし引き抜くなら、必ずリーダーを持って取り込むことは厳守。宙で魚が外れれば、ルアーがこちらに向かって飛んできて、ケガの原因になります。できればネットで取り込むのが安全。
フォールでシーバスヒット!
釣り始めて数分。どこかでバタバタッと水面が騒ぐ音が聞こえ、「誰かが掛けたんだなぁ」って。その瞬間、船上の空気がガラッと一気に変わるんです。
シーバスタックル(作図:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)次は自分かもしれない。集中!ジグを落とし、着底。ただ巻きして指示ダナまできたらまた投げるか、そのまま真下に落とす、その繰り返し。すると、フォール中にゴンッと、明確な衝撃がきて即鬼アワセ。久しぶりとは思えないほど、体が勝手に反応した自分にビックリしちゃいました。絶対にバラしたくない。「バレないで~」と、心のなかで唱えながら……、まずは1尾釣り上げたい。
本命ヒット(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)シーバス特有の引きで水面に突っ込み、エラ洗いを見せる。5年前の記憶が蘇りました。慎重に、慎重に。最後はタモで取り込み、無事キャッチ。やったぁ、久しぶりの再会。銀色に光る魚体、やっぱりシーバスはかっこいい。
すぐにヒットもバラし
活性が高そうなのですぐ釣り再開。着底からゆっくり巻き上げて、下から7、8m。突然、ひったくるようなドンッと、強烈なアタリ。さっきより明らかに重いので、慎重に巻こうと思った瞬間、スコーンと抜ける感覚がして軽い。やってしまった。痛恨のバラシ。手の中には、さっきのアタリの感覚が残っていてめちゃくちゃ悔しい。でも、これが釣り。簡単じゃないから燃えるんです。
ベイト(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)朝のいい時間はあっという間に過ぎてしまい、さっきまでのざわつきが嘘のように、海は静まり返ってしまいました。
船長は何度も移動を繰り返しながら魚を探してポイントを変え、また流す。私はというと、とにかく投げる。投げて、巻いて、また投げる。思ったラインに、狙った場所にジグがスッと飛んでいった瞬間、それだけで最高に気持ちいい。
赤金が当たりカラー
巻きスピードを少し速めてみたり、次はゆっくり。途中でストップを入れてみたり。フォールを長めに取ったり……。
反応がない時はジグのカラーを替えてみる。シルバー、ブルー、ピンク。そしてまた好きな赤金。巻いている最中にドーンと、やっと強烈なヒットを味わせてくれたのはまたしても赤金。当日の当たりカラー確定かもしれない。
赤金が当たりカラー(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)船全体を見渡すと、ぽつぽつとシーバスが上がっている。一気にバタバタと掛かる時間もあれば、沈黙が続く時間もある。つねにいろんな釣り方を考えながら、それが楽しくて仕方ない。「私、やっぱりシーバス好きだな」、そう確信した瞬間でした。
大満足の体験に
最終的な釣果は3尾。
同船者もこの通り(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)サイズはどれもよく、そのうち1尾は60cm級。数字だけ見れば、爆釣というわけではないけど、ヒットの衝撃も悔しいバラシも、すべてがちゃんと心に残る大満足な一日となりました。
帰港後は、そのまま知り合いにおすそ分け。クーラーを開けた瞬間の「おぉ~」って反応を見るのが、じつはけっこう好きなんです。釣果の一番おいしい瞬間かもしれないです。
<週刊つりニュース関東版・石坂衣里/TSURINEWS編>


