釣りを始めて約1年。原田さんや桑原さんから誘いを受けハゼ釣りから始まり、イカダ、釣り堀ときて船に乗るようになってしまった。今年4月の日本海タイラバはレンコダイ（キダイ）のみ。なんとかマダイを釣りたいと思っていると、三重県鳥羽市小浜の丸安丸常連の出口さんとタイラバへ行く機会に恵まれた。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・高木智子）
TSURINEWS編集部
丸安丸でタイラバキャッチ
日本海と違って、この鳥羽の海は潮が速くて浅いことが特徴。使うタイラバも60～80gと非常に軽い。11月12日、中古でそろえた道具を片手にいざ鳥羽へ。
午前7時に4人の乗合で出船し、ものの5分もかからずにポイントに到着。ちかっ！日本海の時は1時間以上走ったのに……。
慌ててタイラバを落とすと、あっという間に着底。あさっ！船長に聞いたら20mもないみたい。日本海は120mだったのに……。
船中第1号をキャッチ（提供：週刊つりニュース中部版APC・高木智子）船は横流しなので、ラインは前方に流れていく。潮は見るからに複雑そうだが、60gのシンカーでしっかり底は取れている。すると開始早々に出口さんからヒットの声。激しくサオ先がたたかれている。上がってきたのは塩焼きにぴったりなサイズのマダイ。こちらでは「ヤキ」というらしい。
お刺身サイズゲットに歓喜
後ろの方でもサオが曲がって、「ヤキ」を釣っている。これはうかうかしてられないぞ……と思っていると、底から巻き始めてきた私のサオに激しい衝撃。すごい！めっちゃ引きがダイレクトに伝わってくる。
「浅いから引きが手元にモロに伝わるんよ」と出口さん。何度かラインを出される様子に、出口さんは「型ええんちゃうか」とタモを用意してくれた。プレッシャーが重くのしかかる。
マダイ確保（提供：週刊つりニュース中部版APC・高木智子）やがてゆらっと水面下にピンク色の影。浮いたところを出口さんが素早くすくってくれた。45cmのお刺し身サイズ！これが釣りたかったんです～！さらに30cmぐらいの塩焼きサイズを追加して、出口さんから「才能あるんやわ」とお墨付きをもらってもう有頂天。
うれしいゲストもキャッチ
その後もコンスタントにヒットが続き、隣ではワラサも上がってタイラバで青物釣れるんだ……とびっくり。リリースサイズも交じるけど、とにかくアタリがめっちゃ多い。日本海でもお目にかかったホウボウや初めましてのマゴチも。
ワラサも上がった（提供：週刊つりニュース中部版APC・高木智子）楽しい時間はあっという間で、最後の流しは岸寄りのポイント。するすると巻き上げてくると、今日一番のビッグヒットに見舞われてしまった。ギュンギュン出ていくラインにおろおろしていると、出口さんから止まったら巻けばいいからとアドバイスをもらう。
マゴチも登場（提供：週刊つりニュース中部版APC・高木智子）5分ぐらいのやり取りだったと思うけど、1時間以上に感じたスリル満点のファイトの末、ぶわっと浮いたのは見たことがないほどでっかいマダイ。素早く出口さんがすくい上げると、「参りました！」とひと言。
真鯛料理を堪能
50cmオーバーのビッグサイズを手にウハウハのまま、この日の釣りは終了となった。釣果は数えていないけど、リリースも入れたら15匹ぐらい？かな。キープは10匹ほどで、この日の夜はお刺し身に塩焼き、潮汁で堪能した。
大満足の釣果（提供：週刊つりニュース中部版APC・高木智子）いやいや日本海のジギングやタイラバも面白いけど、鳥羽のタイラバもめっちゃ面白い！浅いから体力的にも楽だし、なんといってもポイントが近い。これは女性でも十分楽しめるだろう。
でっかいカサゴもヒット（提供：週刊つりニュース中部版APC・高木智子）ちなみにこの日のネクタイは、船長イチオシの剣屋のサンリキプロスペック極。これ一本で通しました。
＜週刊つりニュース中部版APC・高木智子／TSURINEWS編＞
