人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?

人気の釣りフィールド「浜名湖」にある不人気エリア「鷲津」。その中でも圧倒的不人気を誇る表鷲津湖岸公園は、じつはマゴチの巣窟だった?

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

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田中優丞

岡崎市在住。主な釣り場は浜名湖。名鉄→JRで往復2000円超の釣行費を浮かせるため、ライターになる

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キングオブ不人気エリア「鷲津」

浜名湖を訪れたことがある人ならわかるだろうが、釣り場はいつも釣り人でひしめき合っている。釣りに来たはいいが、場所が取れずにそのまま撤退を余儀なくされた釣り人も多いのではないだろうか。そんな浜名湖にも、絶好の不人気スポットがある。そう、鷲津だ。

一帯がシャローエリア

浜名湖は全体的に水深が浅いが、この鷲津は特に浅い。ウンザリするほど一帯がシャローエリアだ。膝丈にも満たない水深が数十メートルほど続くこの釣り場は、魚探がエラーを起こすという逸話まである。誰もが思うだろう、「ここでは釣れない」と。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?かなり遠浅なエリア(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

狙える魚

ところが、この超遠浅という特徴を逆手に取れば面白いほど簡単に釣れる。大型の魚はベイトを追って浅瀬に入り込んでくる。

また、マゴチやヒラメなどの底物は、泥砂に擬態して獲物を待ち伏せする習性がある。ハゼに至っては水深たった数cmの岸際スレスレに群居している。

そんなヤツらをまとめて狩ることができるのが、この鷲津というわけだ。今回はその鷲津の中でも特に不人気の、表鷲津湖岸公園での釣り方を紹介する。

マゴチがよく釣れる!

浜名湖ではマゴチがよく釣れる。弁天島などではチヌやシーバスを狙っていると、外道の代表と言っていいほど釣れる。

鷲津、特に表鷲津湖岸公園は完全に泥砂地帯のため、マゴチのホームタウンと化していると言っても過言ではない。この釣り場で大きなアタリがあったら、それはマゴチだ。

年無しチヌを期待して岸に揚げた時にガッカリするアレだ。アワセようとしたらスカしたり、バイト中にバラしたりしても、それはマゴチだから安心してほしい。チヌではない。「年無しバラしちゃったよ!」などとは恥ずかしいから口が裂けても言わないように。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?とにかくマゴチが多い(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

だがしかしだ、このマゴチを専門に狙うとしたらどうだろうか。それはもうマゴチパラダイスだ。

ダイソータックルでOK

まずタックルだが、なんと公園の真裏には、あの伝説の100円ショップ「ダイソー」様が構えていらっしゃる。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?7gがオススメ(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

そこで210cmのルアーロッド、リール、それとスプーン7gとハサミを買えばそれでよし。合計2000円しない。千円札2枚あれば必要な道具が揃ってしまうのだ。つまり、手ぶらでOKということだ。やはりダイソーは素晴らしい……!

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?セリアのハサミ(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)


スプーンだが、5gではハゼも釣れてしまうため、マゴチだけに絞るなら7gが無難だ。カラーはアカキンの実績が高いように感じる。あくまで筆者の経験だが。油性ペンで黒く塗って、カラス貝風にしても釣れるぞ!

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?ハゼは岸際でよくヒットする(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

ただ巻きで釣れる!

さて、肝心の釣り方だが、着水したらただ巻きするだけ。ただ巻くだけでいい。余計なアクションは要らない。投げて巻く、ただそれだけだ。水深が浅いため、ただ巻きだけで全レンジを探れてしまうのだ。リフト&フォールなどのアクションもできなくはないが、ただ巻きのほうが圧倒的に実績がある。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?ただ巻きでOK(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

ワームの巻き速度

ワームのズル引きでも釣れる。その場合、リールは1秒に1回転の早さで巻こう。経験上、どうやら巻く速度が遅すぎると見切られてしまうようだ。マゴチのくせに生意気な。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?ワームもダイソー(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

北側も狙う価値あり

一帯が泥砂地帯の表鷲津湖岸公園は、マゴチの生息地としてまさに理想だ。少し北に行くと、貝殻が堆積した、いわゆるシェルビーチになる。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?シェルビーチが広がる(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

ここからはチヌのシマだが、もちろんマゴチもいる。もし表鷲津湖岸公園が不発だったら、北側も狙ってみるのもいいだろう。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?マゴチはもはや鷲津のマスコット(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

ただしK高校の裏まで行くと、超がつくほどの根掛かり地帯になってしまう。投げるとほぼ100%根掛かりする、恐ろしいエリアだ。筆者はここでチヌを狙い、スプーンを10個ロストした。

人気釣りフィールド「浜名湖」の不人気ポイント【表鷲津湖岸公園】はマゴチパラダイス?根がかりが多発するエリアもある(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

貸切状態を楽しもう!

いかがだっただろうか。表鷲津湖岸公園は不人気ゆえに連日ほぼ貸切状態だが、釣り方と対象魚しだいでは釣り天国になる夢のスポットだ。

みなさんもぜひ足を運んでみてほしい。

<田中優丞/TSURINEWSライター>

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