福岡県宗像市・大島は玄界灘に浮かぶ県内最大の島。
そんな島内には、大型連休にファミリーで過ごすにはうってつけの「大型海洋体験施設うみんぐ大島」があり、今年で開館7周年を迎える。
抜けるような青空が広がった4月15日、神湊港からフェリー(片道25分)に乗って同施設の海洋釣り堀を訪問したのでその様子をお伝えしたい。
船旅気分も楽しめるアクセス良好な海洋釣り堀
当日、大島港へ向かうフェリーの中は満船。
港に着いてターミナルを出ると、うみんぐ大島の軽トラックが待機していた。
様子を見ると、釣り人らのクーラーを荷台に乗せている。
フェリー到着時間ぴったりに嬉しい手荷物搬送サービスでお出迎えだ。
海や島内の自然を眺めつつ、施設まで歩くこと約10分。
受け付けには、午前8時40分から開始される海洋釣り堀「午前の部」での釣りを待ちきれないといった様子の釣り人らですでに大混雑。
ひとまず狙い目はマダイ
早速、施設内のスロープを歩いて釣り堀へ。
現場スタッフに話を聞くと、「現在はマダイ1.5kg級とブリ5kgを入れています」とのこと。
立派なサイズを放流しているため、本紙も期待が高まる中、いよいよ釣り開始のアナウンス。
マダイや青物を手返し良く釣るためには、エサやタナをよく観察し、その日のヒットパターンをつかむことが最も重要なのだが、一斉に仕掛けを投入すると高活性なマダイが各区画で連発する。
撮影も追いつかないほどだ。
追加の放流はブリ!
ほぼ、全員がマダイを手中に収めた10時前ごろ、スタッフ総出で、今度はイケスから元気なブリを放流。
大型なのでサオ先は海面に突っ込み大曲線を描く。
全力で挑む大人でさえもなかなか寄せることができないシーンも随所に見受けられたが、見事に釣り上げた人は息を切らしながら「強烈な引きですごく疲れた……」と、ポツリ。
現時点での目玉はこの大型ブリだが、4月29日~GW期間中は待望の高級魚シマアジがいよいよ放流される。
重量もあり独特の強烈な引きをみせるが、掛かったらなんとしてでもとりたい。
広い玄界灘がギュッと詰まったうみんぐ大島の海洋釣り堀。
ぜひ、家族や友人と訪れてみてほしい。
「これから釣りを始めたい、釣りがどんなものか体験してみたい、子どもに釣りの楽しさを教えたい」といった人にもお勧めのスポットだ。
<週刊つりニュース西部版 本紙・西岡宏祐/TSURINEWS編>
うみんぐ大島 電話: 0940-72-2361