7月27日(土)、釣りYouTuberの“バッキー”こと魚住つばきさんと一緒に、豊洲ぐるり公園で開催されているHOBIEカヤック体験会に参加しました。本来、体験会では釣りはできないのですが、釣り好きの私たちのために、今回だけ特別にカヤックフィッシングを体験させていただきました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・白井亜美)
目次
ミラージュ・コンパスデュオに乗船
今回乗船させていただいたのは、2名まで乗船可能なミラージュ・コンパスデュオ(MIRAGE COMPASS DUO)です。
釣りに適したカヤック
こちらは釣り好きに嬉しい標準装備が多く、座席の下にはルアーボックス収納用のスペースが確保されていて、ルアーチェンジがスムーズに行えます。左右に2本ずつの計4本、ロッドやネットを立てることも可能です。
クーラーボックスなどが置けるスペースがあり、 カヤックの最大搭載重量は215.46kg。フィッシングギアをしっかり積むことができます。
クロダイ狙いの落とし込み釣り
体験会が行われている東電堀は、東雲運河に面した入江になっています。今回のメインターゲットは、東京湾のルアーフィッシングの代表格“シーバス”と、アングラー間で年々人気が高まっている“クロダイ”です。
特にここ豊洲エリアでは、落とし込み釣りでの釣果が多く、最盛期を迎える夏場にはヘチ釣り師が多く集まります。
シーバスもチャンスありか
乗船場付近の岸壁にはクロダイの大好物、フジツボなどの貝がぎっしりと付いており、餌が豊富なことから、クロダイが居ついていることは間違いなさそうです。また、周辺ではイナッコ(ボラの幼魚)の群れも見受けられ、その群れを追うシーバスにも遭遇できるかもしれません。
カヤックフィッシングのタックル
カヤックはあまり荷物が積めないイメージがあり、なるべく荷物は少ない方がいいだろうと思ってタックルを1本に絞ってきたのですが、タックル2本どころかタックルボックスも十分積めそうです。
クロダイ狙いで落とし込み仕掛け用に1本、そして小魚やシーバス狙いでジグサビキやスピンテールなどをキャストするために1本と、次回は手返しを良くするためにタックルは2本持参したいなと思いました。今回は、タックル1本兼用で、ターゲットに合わせて2種の仕掛けを使用していきます。
タックル詳細
ロッド:7フィート前後のライトゲーム用ロッド。ひとつテンヤ用のロッドを使用。
リール:シマノ3000番の中型リール(PE1号・リーダー3号1ヒロ程)
仕掛け:(クロダイ用)フジツボ、カラスガイを模したワーム、オーナーばり・ベイチヌ5号、ガン玉3B
(シーバス用)オーナーばり・ULジグサビキL、issei海太郎・ネコメタル20g、issei海太郎・サカナサカナスピン30g
足漕ぎカヤックは釣りと相性抜群
タックルの準備が完了したら、ライフジャケットを装着し、早速釣りに出かけます。座席は、前の座席に私が座り、後部座席でバッキーちゃんに操船していただくことになりました。前後で声を掛け合いながら、息を合わせて漕ぎ進めていきます。それだけで十分楽しい!
スピードが速い!
前後いずれの席にも採用されている足漕ぎペダル「ミラージュ・ドライブ(MirageDrive)」(国際特許取得)は、2人同時に漕ぐと結構スピードが出るので、不意にナブラが発生してもすぐに駆け付けられそうです。猛暑の中、風を切って走る疾走感は最高に気持ちいい!
水中障害物への対応も
また、フィン(キックアップ・フィン)は、ペンギンが泳ぐ羽の動きを研究して発明されたそうで、水中の障害物に接触すると自動的に船内に格納し、障害物を通り過ぎると自動的に元の位置に戻る仕様です。船の安全とともに、モノや自然を傷つけず、水中の生き物の安全も大切に思いやる気持ちがとても素敵ですね。
移動中にセッティング
ポイントへ向かう間にジグサビキ(オーナーばり・ウルトラライトジグサビキL)とジグ(issei海太郎・ネコメタル20g)をセッティング。足漕ぎなのでハンズフリーが嬉しいです。水面が近いので、周りの高層ビルやマンションがいつもより高く感じます。
マイペースに楽しむ都会の水上散歩は、とっても優雅で贅沢な時間。時折、小魚の群れが見えたと思ったら、50cm前後のボラが近くで突然ジャンプ!!今にもカヤックに飛び込んできそうでドキドキしました(笑)。魚をより近くに感じられる。そんなところも魅力満点です。
ジグサビキは不発
程なくして最初のポイントに到着。足を止めて船を横にして流しながら、二人でジグサビキをキャスト。
ここのところ、サビキ仕掛けで20cm前後のコノシロが釣れているとの情報が入ったので、サビキでコノシロなどの小魚、ジグでシーバスを同時に狙うイメージで探っていきました。
しかし、何投かしてみたのですが、残念ながら反応はありませんでした。