今期絶好調の大阪湾奥ショアタコ釣り。ホームの大阪南港魚つり園でも、連日新子サイズからキロアップの良型まで、釣果が上がっている。タコの数が減ってくる中でも、エサを巻けばぼうず知らずの好調を維持できそうだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)
キビナゴを巻く
初めてタコ釣りをした3年前。この年はタコ釣りが全くわからず、釣果はゼロ。しかし、翌年に「エサ巻き」という方法で釣れやすくなることを知り、試してみたところ、初ショアタコを釣り上げることができた。私はそのときから、タコ釣りの際は基本的にエサを巻くようにしている。そして、今シーズン。大阪湾奥で好調のショアタコに遅れて参戦したのは6月24日。エサ巻きでは豚の脂身、イワシ、手羽先など諸々紹介されているが、私がチョイスしたのはキビナゴ。
自宅冷凍庫に、昨年のタチウオ釣りで余ったキビナゴが眠っていたからだ。そして、このキビナゴ巻きが大ヒット。1年ぶりの1投目で新子サイズをキャッチ。この日はのちに700g近い良型を筆頭に6キャッチできた。余り物が福を呼んだ。
巻き方にはコツがある。写真のように、背中の針近くに巻く。筆者は針がなく輪ゴムでさっと巻きやすい頭側に巻いたことがあったが、この位置ではバラシが多発した。想像と分かるのだが、タコが手を伸ばしてきた際、針に近いほうが深くフッキングさせやすい。輪ゴムは2つ使い、キビナゴの頭と尾あたりでそれぞれ5重ほど巻きつける。
ホルモンでも釣れる
さて、豚の脂身が有名な例だが、一説にはタコのエサは視覚的なアピール力が強い「白いカラー」が良いらしい。また、強い匂いも効果があると聞く。そこで、ピンときたのが、焼肉のホルモンだ。「これはイケる!」と、私は焼肉セットに付いていたハチノスやコリコリを見て確信した。
翌釣行で、さっそく試してみた。タレ漬け込み済みのハチノスを巻き、結果は2キャッチの数回バラシ。釣れないこともないが、先日のキビナゴに比べると微妙な成果。メリットとしては、キビナゴに比べると取り替えずに一日中使えることだろうか。
キビナゴに軍配
最新釣行は7月8日。この日はキビナゴで3杯、コリコリで1杯の結果だった。別にホルモンに限らなくても良いのだが、柔らかいキビナゴは消費が早いので、エサを巻くなら長時間使えるエサを予備に持っておくと良いのかもしれない。
そういえば、私はタコ釣りが別に上手ではないどころか、経験も浅くかなり下手だと理解している。にも関わらず、今のところタコ釣行でぼうずの日がない。これは、湾奥でタコが好調だからだろうが、エサ巻きの効果も大きいのではないかと考えている。タコ釣りを初めたばかりの方、まだタコ釣果がない方に、エサ巻きタコ釣りをオススメしてみたい。