メバリングと言えば主には『ジグ単(ジグヘッド単体)』、または『プラッキング(小型プラグ)』が主流だ。全く別の選択肢として「メバルサビキ」というものが存在する。これは主に船用の仕掛けだが、同じ魚なんだからショアでも使えるんじゃないか?と思ってアレンジして使ってみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・Noni)
メバルサビキの釣果
長潮&風有りの悪条件でメバリングに出かけた夜、メバルサビキ(6本針)を半分に切り、3本針にして下方にガン玉を打って使ってみたところ、なんと1投目から小型のメバルが釣れた。
その後もアタリはあり、ポテンシャルを感じたのであった。特筆すべきは、3本針のうち、「深緑色」の針だけで釣れた。
『サビ単』リグ爆誕!
サビキとジグ単の良いところを併せ持つルアーを作りたくて、釣具屋で材料を調達。
過去にジグヘッドは自作したことがあったので要領は心得ている。噛み潰すところに整形されたサバ皮を挟み込んでやるだけで完成。
サビキ単体リグ=サビ単の誕生である。
土佐カブラに酷似しているが、やはりジグ単同様のアイがあり、単体で扱い易いことは重要だと感じる。これならガン玉のサイズである程度までは重さを調整できそうだ。
実力やいかに!?
初夏の釣行で、ジグ単(ワーム)でのアタリが遠のいた時間帯に「サビ単」にルアーチェンジ。潮流に乗せてラインを送り込んでゆき、スローリトリーブで誘う。コツンと当たってヒット!上がってきたのは本命のメバル。良い位置にフッキングしていた。
その後、やや早めの巻きでフッコがヒット。
キャスト後のフリーフォールでは良型カサゴがヒット。
まとめ
やはりサビキは強い。筆者のエリアでは真鯛の釣法も夏場はタイラバ、冬場はタイサビキという認識が一般的で、食いの渋い時期や偏食時にその威力を発揮するイメージがある。
今回、メバルサビキにインスパイアされ、ジグ単のように扱える「サビ単」を作って使ってみたが、ウエイトは軽く漂わせられるようなものが良いように感じた。
一方で、この形状がゆえに軽すぎると風の抵抗を受けやすくキャストしづらいという短所も見えた。使用できる状況が限定される可能性はある。
ワームでもプラグでも食わないシーンで、引き出しのひとつとしてタックルボックスに入れておく価値はありそうだ。
<Noni/TSURINEWSライター>