10月後半、開幕したばかりのヒラメ釣りで、愛知県・南知多町の豊浜港から出船している大進丸を訪れた。開始早々船内連発ヒットに乗り遅れ、ドキドキのスタートに・・・。さて釣果はいかに?
人気のヒラメ釣り
まだシーズン序盤のため型狙いは難しいものの、その分アタリの回数が多くて、複数釣果が出ることが多いのも特徴。初心者もこの時期からスタートすると、ヒラメとの駆け引きの面白さを味わうことができるのでお勧めだ。
当日は2隻がヒラメ船となっており、出船1時間前に港へ着くと、すでに駐車場は多くの車が止まっている。受け付けを済ませ、息子船長が操船する8号船の左舷ミヨシに席を構えた。
天候は晴れだが冬型の気圧配置のようで、北風がかなり強くて白波が立っている状態。「伊良湖沖まで向かうため船内に入ってください」と船長からのアナウンス。
なんとか1枚目!
ポイント到着後、「水深13m。オモリは船内統一で60号。底が荒いので、根掛かりに気をつけて始めてください」と船長からの合図があり、速やかに仕掛けを下ろした。
一年ぶりのヒラメ釣りなので、「どんなアタリだったかな~」なんて考えていると、胴の間の人がもうアワセを決めており、本命を早速キャッチ。出遅れまいと、丁寧に底を取り直す作業を繰り返すが無反応。流し直すとのアナウンスが入った。
2流し目、トモ寄りで本命が上がる。
それからもコンスタントに釣れていたが、私は蚊帳の外。何流し目か分からないが、2時間以上たったころ、「はい、上げてください」と船長からのアナウンスと同時に、ヒラメからのコンタクトあった。
「上げて」と言われて少し焦りもあったが、逃すわけにはいかない。
速やかに食い込むようにテンションを強めにかけると、サオ先がググッと入った。反射的にアワセが決まり、ガッチリとハリ掛かりしたようだ。
そして、本命のヒラメが浮いてきた。小ぶりだったため抜き上げたが、ボウズを回避できて一安心。ここからリズムが良くなった。
順調に追釣り!
次の投入でもアタリがあり、セオリー通り40秒ほど駆け引きの後、サオが舞い込み2匹目をゲット。その後も順調に3匹目、4匹目が釣れた。
しかし、潮止まり後からアタリが減り、たまにアタってもかじられるだけで連続3回素バリを引いた。
リフレッシュしようとおにぎりを食べていると、友人の藤田さんが右舷に乗船しているのを発見。久しぶりの会話に、釣りでつながる絆を感じた。
当日最大55cm!
気づけばもう昼前。上げ潮が利いており、そして待望のアタリ。
久しぶりにアタると焦りがちになるので、落ち着けと心の中で言い聞かせ、ゆっくりリールを巻きながら強い引き込みを待つ。
ス~ッとサオ先が入ったところでアワせると、しっかりフッキング。心地いい締め込みを味わいながら、当日の最長寸となった55cmのヒラメを取り込んだ。