本格的に暑さが増してくる7月。釣具店で見つけた手頃なタックルを新しく購入した。早速使ってみたいと思ったため、奥多摩の御岳渓谷でヤマメ狙いのルアーフィッシングを楽しんだ。今回はその釣行の模様をお伝えしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・中山祐司)
奥多摩へ渓流ルアー釣行
7月10日、東京で熱中症警戒アラートが発令されて外出は控えるつもりだったが、釣具の補充が気になりショップへ向かった。手頃なルアーロッドを見つけて購入を決めると、心はフィールドへと動いていた。
時刻は14時、涼を兼ね夕方の御岳渓谷で試し釣りを決めハンドルを奥多摩方面へ向けた。外気温は35度を示している。吉野街道の寒山寺の駐車場へは15時過ぎに到着である。
タックル紹介
ルアーロッド:SP6フィート.2ピースUL
リール:月下美人XLT1000SP
ライン:PE0.3号150m
リーダー:ナイロン0.8号
ルアー:スプーンLOEK2.7gGR他
御岳渓谷遊歩道を行く
杉木立と苔むした石垣を横目に楓橋を渡る。相変わらず多摩川の清冽な流れは心がときめく。緩やかな橋下で水遊びに夢中なカップルは楽しそうである。休日の澤乃井清流ガーデンを抜け、御岳渓谷遊歩道を下流へと釣り歩くことにした。
新しいタックルで入渓
遊歩道には木陰があるが川筋は炎天下である。麦わら帽とTシャツ半デニムサンダル履きの私は子供の頃の川遊びの姿で川へ入った。
穏やかなトロ瀬であんま釣りの如くNEWロッドのティップを入水しながらダウンストリームを繰り返す。ドリフトも交えるが反応無し。ルアーは7gトビーゼブラである。ロッドはまだ手に馴染んでいないが新鮮である。
御岳渓谷はラフティングの名所
上流で鮎師が一人竿を出している。すると鮎師を交わした私の横へラフティングの団体が、私に声掛けして右岸をゆっくり下って行った。
御岳渓谷のラフティングは休日に行われてれる印象だったが、平日も需要があるらしい。岩から飛び込む彼らの先回りをして、下流へと向かい大岩や瀬尻を狙うが、午後の日差しに魚影も無い。
今日はイレギュラーな釣行と諦め木陰で休んでいると、目的にしていたポイント(昨年春に36cmのレインボーを釣った大岩)から飛び込みが始まってしまった。渓谷はみんなの遊び場なので、こういう日もあろう。残念だが一投もすること無く上流へと引き返した。