相模湾茅ヶ崎のまごうの丸のマルイカ乗合は2月上旬からスタート。開始当初は水深150m前後での釣りもあったが、3月8日(水)に釣行したときは80m前後まで浅くなり、小型電動リールにPEライン1.5号、60号オモリでも釣れるようになった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
まごうの丸でマルイカ釣り
出港1時間前、店舗前に到着。開店を待って釣り物の看板が立った場所にクーラーやタックルバッグを置いて順番待ちをする。開店したら大船長の指示に従って釣り物順に乗船手続き。女将にあいさつをして、マルイカ乗合の右舷前に釣り座をいただいた。
船着場には数隻の船が並び、マルイカ乗合船に指定された第二十一まごうの丸に乗船。石黒由省(よしみ)船長とあいさつを交わし、船に常備の投入機を借りてタックルの準備。
船長に釣況を聞くと、「まだ水深100m前後を釣っているので数は出ないですが、ヤリイカ交じりで良型主体ですよ」とのこと。私は取材記録を取りながらの釣りとなるので、置き竿でも乗りが期待できる古典的マルイカ仕掛けに。ヤリイカの話を受けて、11cmプラヅノを2本ランダムに交換して釣ることにした。
序盤は反応薄
6時15分、左舷3人、右舷2人を乗せて出港。ナギの海を南へ10分ほど走り、烏帽子岩沖に到着。
天候は晴れで無風、北の風が1~2mで、海面はベタナギ。潮は澄んだ緑色で、流れはとても弱かった。
船は反応を探して潮回りを開始。5分ほどで反応が見つかり、船の行き足が止まると、船長から「水深98mです、どうぞ」と投入OKのアナウンス。6時30分に実釣開始となった。
しかし、反応は5分も持たずに消えてしまうようで、仕掛け回収の合図。約5分刻みで、これを繰り返した。
40cm級ヤリイカ登場
開始から1時間ほど経過したころの6投目、左舷胴の間で40cm級ヤリイカが取り込まれた。足早に消えていたイカの正体はヤリだったようだ。
その後も烏帽子岩沖で1時間ほど粘ったが好転せず、船長は南へ向けて船を走らせた。