以前からやってみたかった釣りがある。それは、夏のワカサギ釣り。氷上の穴釣りに代表されるように冬の風物詩のイメージが強いが、実は夏でも釣れるのだ。しかも冬と同等の活性があるとなればチャレンジしてみるしかない。
夏も好調のワカサギ
冬はアユや渓流が禁漁中で、釣り物が少ないこと、夏は他魚やワカサギを捕食する魚の活性が高いこと、産卵を前に厳冬期に放卵時期を迎えること(食べて美味しい)、などの理由から、冬のイメージが定着してしまったようだ。
しかし、夏の活性は冬期と同等、もしくはそれ以上である。
夏にワカサギ釣りができる場所は多くないが、首都圏近郊では神奈川県箱根町にある芦ノ湖が有名。昨年は釣れ始めたのが9月に入ってからと遅かったが、例年は産卵が終わって1カ月が経過した7月ごろから。
今年も同月初旬から順調に釣れているようだ。そこで、この機に釣行してみることにした。
当日の状況
8月末、猛暑が和らいだ晴れ時々曇りの釣り日和。朝の気温23度、日中でも27.5度。水温24.5度で、濁りなし。
箱根湾のくろさわボートでローボートを借りて、店の沖合200mほどの水深18mの場所にアンカリング。
6時30分に釣りを開始した。