年々人気が高まってきたイカメタルゲーム。「大人の夜遊び」と言われることもあるほど、ナイトゲームのイメージが強いが、実は日中のデイゲームならではのメリットもたくさんあるのだ。今回は、デイのイカメタル釣行の楽しみ方を解説していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堤洋一)
イカメタルは夜が一般的?
通常イカメタルといえば夜間、集魚灯をつけて集まってくるベイトを捕食しにくるイカを狙うのが一般的である。集魚灯のメタハラ(メタルハライドランプ)やLEDの集魚効果は絶大で釣果は3桁楽勝の日も少なくない。
夜焚きの方が有利に思えてしまいがちだが、実はデイでも条件次第では連発し好釣果が期待できるのだ。
デイイカメタルのメリット
夜焚きとの大きな違いは時間帯。夜焚きだと帰港が深夜になり帰りの運転が眠くなりがちだが、デイだと帰りが夕方頃なので安全に帰宅することができる。帰ってからの片付けやタックルの洗浄、イカの下処理等も億劫にならない。
夜焚きは2日間必要になることがあるが、デイ釣行だと朝出船~夕帰港なので休日が1日だけでも行ける。翌日仕事でも大丈夫だ。
ビギナーにもオススメ
船酔いも夜焚きに比べて周りの景色が見えるので酔いにくくなる。穂先のアタリも見やすいのでビギナーにもおすすめ。ちなみに、昼間はイカを捕食する青物などのプレッシャーもありイカがいるレンジはほぼベタ底になる。故に狙うタナが分かりやすく夜焚きみたいにタナを探さなくてよい。
夜はカウンター付きのリールが必須だがデイだと必要性は少なく、底さえとれれば良い点もイカメタル初心者にオススメのポイントだ。
デイで釣るコツ
メリットでも触れたが、イカのいるボトムだけ集中して狙えばいい訳でもなく、ずっと底で誘い続けたらスレてしまうので、たまには仕掛けを10mくらい上げてイカの視界から消してしまうのが効果的である。
カラーについてだが、イカのいるレンジはベタ底、つまり底から見上げる形になるので太陽光が届く水深だとシルエットがハッキリ出る赤緑やブラックが効果的だ。ローライト時や水深があるポイントだと夜光も試してみると良いだろう。
誘い方は底から5mくらいまでを中心にワンピッチで誘ったり、オモリグ仕掛けだと根掛かりしないポイントであればオモリを底に着けたままフワフワと底を這わせるイメージで誘っても良いだろう。
なお、スピニングだと広範囲探れたり、ベイトリールに比べフォールが早いので、底取りしやすく手返しも良くなるため有利になることがある。
<堤洋一/TSURINEWSライター>