4月2日、メバルの引きを味わおうと福井の敦賀半島を訪れた。ゴロタ浜や岩礁帯をフロートリグで攻め、ポツリポツリと拾い釣りをする展開となった当日の模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・小松大祐)
敦賀半島でメバリング釣行
太平洋側は桜が満開となり、すっかり春本番となってきた4月2日、メバルの引きを味わうため福井まで車を走らせた。産卵から回復した個体が体力回復のために接岸するこれからが好機だ。いつもは越前海岸をランガンすることが多いが、この日は北風が強かったこともあり、ポイントに敦賀半島周辺を選んだ。
敦賀半島にも、メバルの好ポイントとなる岩礁帯やゴロタ浜が点在している。東海地方から近いことも魅力のひとつだ。ただし原発施設があることから、立ち入り禁止区域となっている場所もあるため、ルールを守って釣りをしてほしい。
明るいうちにポイントを確認
まだ明るい時間帯にポイントに到着。海岸線をのぞき込んでみるが、今年はベイトのたまり場となるホンダワラ類の藻場の発育が遅れているようで、生命感に乏しい。
暗くなるまでポイントを確認しておく。明るいうちに沈み根の位置など、ある程度把握しておくことで魚の着き場所を確認できたり、トラブルを回避しやすくなる。
沈み根狙いで20cm級
周りが徐々に暗くなってきてキャスト開始。明るいうちに下見しておいた沈み根周辺に、フロートリグをキャストして狙っていく。答えはすぐに返ってきた。
コンッと反応。アワセを入れてリールを巻く。小気味いい引きの後に水面を割ったのは20cmクラスの本命メバルだ。あまり大きくはないが、徐々にコンディションが良くなってきたようで、メバル特有の底に突っ込むような引きを感じられて何ともうれしい。
当日はやはりベイトが少ないためか水温がまだ低いせいか、メバルが中層に浮いて捕食している感じはなく、水中の沈み根、岩陰に身を隠しているようで、タイトにワームを通すことで反応が得られた。
ポツリポツリと拾い釣り
その後もポイントを変えながら、ポツリポツリと拾い釣りをする展開となった。サイズは20~23cm程度で、これ以上の大型とは出会うことはできなかったが、飽きない程度に数を伸ばすことができた。少しずつであるが、メバルの好機到来を感じることができた。
まだまだ海の中は冬と春が共存している状態でムラがあるが、これから天候が安定してくると、ベイトを追って大型のメバルやシーバスが接岸して、ルアーフィッシングの好ターゲットとなってくるので楽しみだ。
ナイトゲームにおいてはライトなどの準備とライフジャケットの着用を忘れずに。無理することなく安全第一で楽しんでほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・小松大祐/TSURINEWS編>
敦賀半島