連日続いた暑さにはまいった。ここまで蒸し暑いと涼しい高原湖に逃げたくなるのも道理だろう。そこでオススメなのが長野県南佐久郡小海町にある松原湖だ。標高1123mの爽快さはダテじゃなく、下界35度以上の日中でも30度リミット。湿度も低いので快適に釣りができる。キュンキュンと引き込む小気味いい引きを味わいに旅行気分で出かけてみよう。
松原湖の概況
7月27日現在、水位は満水。高気温・少雨が続いているため、水温は例年に比べて高く、とくに表層温は異常なほど。
だからと言って酸欠になるほどではないので魚の活性には問題ない。ただし表層と下層の水温差が大きくなるので、魚は上層に行きたがる傾向が強い。
例年なら13~16尺竿のチョウチンで面白い釣りができるが、今年は浅ダナが有利で、チョウチンをやるにしてもやや短めの竿がいいかもしれない。
松原湖のポイント
今年から新たぬき屋・藤棚の各桟橋が新設され、それに伴い既存の藤棚ロープがなくなった。舟釣り派には関係ないことだが、桟橋派にはうれしいニュースだろう。
現在のところ桟橋新設による湖全体の魚の動きが例年と変化した感じは見受けられない。しかし桟橋利用者が増えエサ打ち頻度が増せば、魚が桟橋周辺に寄りやすくなる(居着く)可能性はある。
それにしても今年の暑さは異常だ。標高1123mの松原湖も例外ではなく、もっとも暑かった時は日中30度に達するほど。それでも下界と比べたら天国だが、できれば日陰で釣りをしたいと誰しもが思うはずだ。
日陰ポイントと言えば弁天、稲荷、ピンクの各ロープの沖向きでこの夏は入釣者が多い。
また新中央、北・南風倒木ロープなどは太陽を背にするように入釣している人がほとんど。魚はエサが落ちてくるポイントに寄るのが道理なのだから、入釣場所や向きに注意して着舟したい。