手取川でサケ有効利用調査
手取川のサケ釣りに参加するのは今年で15回目くらいになる。参加当初は行くたびに釣果が得られて楽しい有効利用調査だったが、ここ数年は釣れない年もありガッカリして帰路につくこともある。それでも恒例行事のように今年も参加した。今回はルアーマンの瀬木さんも一緒だ。
午前5時に手取川の管理棟に到着した。まずは管理棟で名簿に名前と当選通知書に記載された番号を記入する。そして当選通知書をボックスに入れる。この順番が受付順になる。以前は管理棟の前に深夜から並んで寒い思いをしたので、このやり方はありがたい。
開始前にポイント観察
調査の説明は午前6時10分から。調査時間は午前7時から午後3時半。調査区域は右岸だけで、熊田川合流点上流部から約800m。制限匹数はオスは5匹まで、メスは何匹釣ってもいいが指定のイケスに入れること。
説明が終わって受付開始。誓約書を提出して免許証を提示する。腕章と釣果を記載する釣獲結果票を受け取り、車で上流へ移動する。狙いをつけたのは上流の瀬が落ちた所にあるテトラ付近。ここはエサ釣りには毎年実績があるポイントだ。
開始時間は午前7時なので、まずはポイントをじっくり観察する。手取川は毎年地形が変わる。このテトラ付近は昨年より押しが強く深くなっているようだ。しかし、サケの姿があまり見えない。不安がよぎる。
本命ヒットも痛恨のバラシ
やがてサイレンが鳴って調査開始。まずは手前のヨレから探っていくがアタリはない。少しずつ流芯付近を探るがアタリはない。周りを見ても誰も釣っていない。
周りの人が動き始めたタイミングで少し川に近づき流芯の向こうの流れを探る。アタリが出始めたが、なかなかハリに乗らない。少し送り込んでからアワせると乗った。確かな重量感が伝わり、心が躍る。掛かったサケは上流へ疾走。手前に沈みテトラがあるので取り込みづらい。
強引に手前に寄せようと思ったところで痛恨のハリ外れ。「あ~」とため息がもれる。やり取りを見ていた周りの釣り人も「おしい~」と声がもれる。