オフショアジギングでの釣果を左右する重要アイテム「アシストフック」を考察。今回は、同アイテムの自作メリットを解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
ジギングのアシストフック
オフショアジギングでの釣果アップの鍵は、アシストフックの設定をいかにうまくできるかにかかっていると思います。うまく設定するためには、アシストフックの自作は欠かせません。市販の完成品のアシストフックはどうしても、「万人向け」、「一般向け」であり、釣り方や対象魚別の細かい設定には対応していない面があります。
理想のアシストフックの自作は、アングラーが釣りのイメージを膨らませなければならず難しい面もありますが、コツさえ抑えれば楽しい物です。
この記事では、アシストフック自作の考え方を中心にお伝えできればと思います。
アシストフックの自作
市販品の完成品アシストフックを使用することは、ビギナーには便利で手軽ですが、ジギングをやり込むにつれて物足りなくなってしまいがちです。このアシストラインでフックはもっと細くして、ジグに合わせた長さのアシストフックを使ってみたいなぁ……などと自分の釣りに合わせたくなるのは、至極当然の流れだと思います。
自作のメリット
ハリは魚釣りで唯一、魚に触れるパーツなのですから、とても大切だということはご理解いただけると思います。しかし、その割には明らかにジグの大きさとアンバランスなサイズのアシストフックを使っている方も多く「?」な場面に遭遇することもあります。
そんな状況に陥らないための利点も交え、まずは自作のメリットを4つ紹介します。
1、微調整が可能
アシストフックを自作するメリットは、使用するジグの大きさや狙う魚に合わせて自由自在にアシストフックを作製し、より釣果に結びつけることが可能になるという点が1番のメリットです。
2、経済的
その他に、たくさん作る事でアシストフック自体のコストが抑えられ、経済的だということも見逃せないメリットです。
3、釣りレベルアップにも
また、ジグを使うシチュエーションをイメージして、トライアンドエラーを繰り返すことで、釣りの熟練度が上がってきて、より深くジギングという釣りを楽しむことができるようになります。これもアシストフックの自作のメリットです。
4、釣りストレスの軽減
例えば、大きくても数kgまでのサイズしか居ないであろう狙いの魚に対して、マグロを釣る太くて丈夫なアシストフックが必要でしょうか?太くて丈夫なハリが悪い訳ではありませんが、アシストフックはジグに取り付けて使用する前提がありますので、太くて丈夫なハリはその抵抗で、ジグのアクションをスポイルしてしまうことは見逃せない事実です。その結果、ジグのアクションにキレがなくなり魚が釣れなくなるのは至極当然です。
アシストフックは魚を掛けるためのアイテムですが、ジグのアクションのキレを左右する邪魔な物でもあります。バランスの悪いアシストフックの設定は、自ら魚を釣れなくしていることになります。この状況は、アングラーからするととてもストレスフルです。
しかし、アシストフックを自作すれば、気に入ったハリやラインでアシストを作れるので、ストレスなくイメージに合わせることが可能となります。