アユトモ釣りオススメ河川として、栃木県の渡良瀬川を紹介する。昨シーズンは私も32cmの尺物を上げ自己記録を更新できた、期待の河川である。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版APC・谷知典)
渡良瀬川の概況
今シーズンの渡良瀬川の状況は、現段階ではまだ遡上状況などははっきりとは言えないものの、水資源開発機構の利根川、利根大堰での計測では少し遅れ気味のようだ。
今回は渡良瀬川漁協の山野井組合長に電話取材した。解禁日は6月13日(日)日の出から。入漁料は一日券、年券ともに昨年と変更なし。
気になる遡上の状況については、組合長の話では「水量が少ないため遡上は遅れ気味ですが、下流の邑楽頭首工には稚アユがかなりの量がたまっているのが確認されていて、降雨次第でそれらが動き始めれば去年、もしくはそれ以上の遡上が期待できる」とのこと。
また、今年は一部で例年より早く放流を行っており「(この魚が)順調に成長すれば解禁日から思わぬ良型に出くわすのでは?」と組合長。
昨シーズンは初期こそなかなか振るわなかったが、シーズン後半には同河川らしい大アユが連発。私も32cmの尺物を上げ、自己記録を更新できた。今シーズンにも期待したい。
初期は緑橋上流を狙おう
上流は葉鹿橋より下流緑橋上流のテニスコート前までが放流エリア。解禁初期には緑橋より下流に放流はないので要注意。シーズン後半に天然遡上の魚が追いはじめるまで、下流域は避けたほうが無難。
解禁日のみ、北関東自動車道高速橋河原に臨時のオトリ店が出るが、翌日以降は鹿島橋上流左岸側の渡良瀬おとり店のみ。同店は午前中のみ営業なので、現地には早めに着いた方がいい。
そのほか、渡良瀬漁協の管内では葛生の秋山川、佐野田沼の旗川(野上川)でも楽しめる。近年、短竿での支流の釣りは人気があり、隠れた近郊の穴場としてチェックしておくことを勧める。上記2河川については解禁日が異なるので、必ず確認のうえ釣行を。
<週刊つりニュース特別版APC・谷知典/TSURINEWS編>
渡良瀬川