伊豆のカマスゲーム。年末から3月頃まで下田の伊東湾ではカマスが乱舞する。エサ・ルアー釣りのどちらでも狙うことができ、良型になると40cmを超える大型も!
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・野中功二)
伊豆・下田港でカマス釣り
下田港は、伊豆半島の南端に位置し、潮通しの良い港湾。魚種も豊富で、季節折々で狙える魚が変わる。港湾内の南側に犬走堤防、北側に福浦堤防という代表的な堤防が2本ある。足場が良いポイントが多く人気の釣り場となっており、この時期にカマスが最盛期を迎える。
外洋は大荒れ。前日の雨の影響もあり水質はマッディー。普段はクリアーウォーターの時が多いが、インレットがあり、若干影響を受けた感じだった。風速は北東の風6m。普段は人が多い堤防も、小雨混じりということもあって、ほぼ貸切状態だ。
タックル&ルアー
タックルは、基本的なアジングタックルを使用し、リーダーの号数を上げた。メインラインをDUEL FCアジメバルラインの0.5号にリーダー1号を40cmセット。竿はがまかつ 宵姫EX S79MH-soloid.RF。リールはスピニングリール2000番だ。
ルアーは小型のメタルジグ7gをメインに、ジグヘッドは1~3.5gを用意。ワームはストレートタイプとシャッドテールタイプの1.5〜2inch、カラーはチャートやオキアミカラーの夜光タイプ、クリアのラメなどを準備した。
カマスは歯が鋭いので、ラインの傷みが早い。ザラザラしてきたらカットするので、リーダーは長めにとるのがオススメだ。
ジグ主体にランガン作戦
まず、何処に群れがいるか早いアクションで探すため、小型ジグからスタート。伊豆で実績の高い、xestaアフターバーナーミニ7gを選択。
この時期は底にべったりだったり、中層にいたり、ベイトに付く場合もある。カマスがどこにいてもおかしくない。前日良かった場所から順にランガンしつつ、群れを見つける作戦だ。潮色が悪いこともあり、アピール系のカラーから投入してみた。
湾奥護岸からスタート
最初の場所は連日好調のポイントだった、湾の一番奥の護岸からスタート。
最初にアフターバーナー7gをチョイスし、群れの状態を確認しようと早いテンポでサーチ。扇状にキャストしたがアタらない。速い動きでも、カマスがいれば何らかの変化があると思うが、反応なし。早々に移動を決断した。
良型カマスがヒット
次の場所は港湾南側の護岸。
ここでもアフターバーナーを最初に投入。フォールでラインがフケたり張ったりと変化が見える。着底し4、5回軽くジャークしてテンションフォール。すると、カツーンと鋭いアタリが!良いサイズのカマスが顔を出した。
今度はジグヘッド2gにチャートカラーのワームをセット。底を取れる重さをチョイスし、着底させ数回巻き上げてアクション。ただ巻きで誘うと、ナイスサイズが竿を締め込んだ。アタリは頻回になったり無くなったりと、群れが動いている事は確実で、魚影も濃そうだ。