12月9日、三重県鳥羽市小浜出港の丸安丸からタイラバ釣行。50cm級頭に「美形マダイ」が船中33匹となった釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・出口和弘)
丸安丸でタイラバ
12月9日、三重県鳥羽市小浜出港の丸安丸からタイラバ釣行。同船者はタイラバの面白さにハマり、何度計画しても風波が強く中止が続き今回3度目でやっと実現した有田正也さんと櫻井健太朗さんだ。
前夜は興奮して眠れなかったという、やる気満々の釣り人を乗せて出船。釣り場は出港後7分で到着した菅島水道入り口だ。桃取水道、加布良古水道の複雑な潮流がぶつかり合うゆえに、尻尾の大きな身の締まった美形マダイが育つ絶好の場所である。
50cm級頭に美形マダイ続々
実績のあるオレンジ、レッドの細身ストレートネクタイで開始する。強風と波があって寒さも加わり、釣りにくいなかパラシュートアンカーの効果で、80gのシンカーで最適な流れだった。
1時間ほど打ち返した後、ようやく私にアタリがあって50cmの美形マダイをゲットした。胴の間の有田さんたちも、30cm級の焼きサイズ主体に数を伸ばしていく。
モスグリーンのババ色ネクタイ(名付け親は丸安丸の小浜船長……多分。)にもよくアタリがあり、有田さんに53cmがきた。このポイントではヒット後のバラシが皆無で、全数取り込めていた。
赤色系がマッチ・ザ・ベイト
3時間後、風波が収まってアタリが遠のいたので、さらに内湾寄りの三ツ島沖へ移動。平素は観光船が行き来して気が抜けないが、コロナの影響で往来が激減して釣りやすい。海上保安庁の巡視艇が近くを通過するが、船長の指導で救命胴衣着用が徹底しているので問題なしだ。
水深28~35mの起伏の少ないポイントながら、櫻井さんが52cmの美形マダイをゲット。船長のアドバイスによれば、この時期カニやエビを食っているから、赤色系がいいらしい。この言葉に従って単色赤で投入直後、ちょっといい引きに慎重にやり取りして、この日最長寸の58cmが釣れて午後2時に終了した。
釣果は30~50cm級主体にマダイが船中33匹、マゴチ2匹という好釣果だった。
<週刊つりニュース中部版 APC・出口和弘/TSURINEWS編>