「メバリング」ファンの食卓事情 釣行1回で豪華2食分に?

「メバリング」ファンの食卓事情 釣行1回で豪華2食分に?

先日の大阪南港メバリングで、6匹手中、5匹を持ち帰り調理した。いろいろな食べ方で「2食」浮かせられる。何気に一人暮らしの釣り人にとってはうれしい余得である。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

アジは「ぜいご」が面倒

まず、これが先日の釣果である。

「メバリング」ファンの食卓事情 釣行1回で豪華2食分に?尺メバルを中心に上々の釣果(提供:WEBライター・井上海生)

ご覧のように、アジ、サバが1匹ずつ交じっているのがアクセントを加えてくれる。私は年中アジンガーだが、持ち帰ることはほとんどない。アジはおいしいが、尾に繋がる硬いうろこの「ぜいご」の処理が面倒だ。また私の釣行ペースで持ち帰っていたら、キリがない。

良型メバルを調理

けれどたまにこうして1匹、良型メバルなんかと交じってくれると、調理しようという気になる。おまけに良型サバ、こちらは当日調理がマストなので、22時に釣りから帰って早速調理した。

尺メバルは刺し身でいただき、残りのアラを煮付けに回す。ちなみに抱卵個体で、おなかを開けてみるとこのような感じだった。

「メバリング」ファンの食卓事情 釣行1回で豪華2食分に?抱卵個体のメバルのおなか(提供:WEBライター・井上海生)

こちらも煮付けでいただく。独特の風味があるが、おいしい。

「メバリング」ファンの食卓事情 釣行1回で豪華2食分に?ざっと料理して一食(提供:WEBライター・井上海生)

このような食卓となった。何よりもおいしかったのは、煮付けだろうか?昔は大阪南港の根魚は持って帰るなといわれたもので、特に頭部分は臭くて食べられたものではないという話だったが、私の体感では、ここ2、3年でなんとなくメバルの体色がよくなっているし食べてもおいしい。もしかすると水質がましになってきているのかもしれない。

2日目はメバル尽くし

2日目は、おなかを出して、酒と塩をふって熟成させておいた4匹のメバルを一気に調理した。最初は3匹刺し身にして、1匹煮付けとイメージしていたのだが、思っていたよりも2匹でしっかりと刺し身の身が取れたので、浮いた1匹を、あまり誰もやらないであろうメバルの塩焼きにしてみた(ただ、食べてみるとフツーの魚の塩焼きの味だった)。

「メバリング」ファンの食卓事情 釣行1回で豪華2食分に?メバル塩焼き調理中(提供:WEBライター・井上海生)

そして1匹と刺し身のアラをすべて煮付けにぶっこむ。しょうゆ、みりん、酒、砂糖、練りしょうがで風味付け。格別の味になる。

「メバリング」ファンの食卓事情 釣行1回で豪華2食分に?メバル尽くしの食卓(提供:WEBライター・井上海生)

メバルの刺身が美味

この日のダントツの食味は、やはり2日目の刺し身。直前に酒でもう一発揉んでおいたのが効いたのか、コリコリで抜群においしい。すばらしい。メバルの刺し身はなかなか寿司屋でも食えないのではないか?何気にカサゴもそうで、こういうライトゲームターゲットを刺し身でいただけるのは、釣り人の特権である。

しかしそれには良型を出す腕がいる、と少し自慢したい気分。それくらいおいしかった。

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