今シーズンも好調の清水港のタチウオ。今回は、「陸っぱりタチウオゲーム」で釣果アップを狙うための4つのコツを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
清水港で好調なタチウオ釣り
今シーズンの清水港は、去年に引き続きタチウオが好調です。指2本半クラスの小型が多いものの、数釣りが楽しめます。いい日に当たればあっという間にツ抜けなんてこともあるので、タチウオゲーム初挑戦のアングラーでもチャンスありです。
ルアーへの反応もよく、時合に入るとエサ釣りよりも効率よく数を伸ばせます。その日によってバイトが出やすいアクションが異なるので、様々な動かし方を試すのがコツです。上手くパターンにハマればアタリが連発して面白いように数を伸ばすことができます。
ただ、小型のタチウオが多いので、食べない分や傷が少ない魚は積極的にリリースしてあげましょう。
2020シーズンの特徴
今シーズンの傾向としては、比較的明るい時間帯でもチャンスがあること、例年よりもレンジ(タナ)が低めであることが特徴です。
ルアーで釣れやすい時間帯は、夕方の場合は早くて16時ごろから完全に暗くなるまで、朝は日の出時刻の1時間前後にバイトが集中します。夕方は、西伊豆の土肥港に向かうカーフェリーが出港していくので目安にするといいでしょう。
夜間はルアーへの反応が極端に悪くなる傾向なので、釣れやすい夕方か朝の時合いを狙って釣行するのがオススメです。実際、釣れる時間帯のみを狙って釣行するルアーマンの姿も多く見られます。
釣果アップ攻略法
では、本題の釣果アップのコツを紹介します。
1.マヅメを狙い撃ち
先述の通り、朝と夕方のマヅメはルアーへの反応がいいのですが、マヅメを外してしまうと反応が極端に悪くなります。暗い時間帯はかなり冷え込むので、マヅメのみを狙った短時間釣行が効率が良いのでオススメです。
2.ボトムから表層まで丁寧に
今年のタチウオは全体的にレンジが低めで、幅広い水深に散らばっていることが多くあります。そのため、ボトム付近から丁寧にルアーを動かしてアタリが多いレンジをサーチするのがポイントです。丁寧に誘えば取りこぼしも減るので、数を伸ばしやすくなるメリットも。もしミスバイトがあったら諦めずに、そのまま軽くアクションを入れてから食わせる間を取ると、追い食いしてくることがあります。
3.メタルルアーを活用
清水港は、水深が深いポイントが多いのが特徴です。ポイントによっては10m近くの水深があるので、軽いルアーではボトム付近を探りづらくなります。そこで、素早く沈むメタルジグやメタルバイブを有効活用することがポイントです。特に、タチウオのレンジが深いときはメタルジグとメタルバイブの独壇場になります。清水港はもちろん、周辺の釣りポイントも水深がある場所が多いので、メタルジグは必ずルアーケースに入れておきましょう。
4.ワームはただ巻きがベスト
清水港のタチウオはなぜかワームの連続ダートと相性が悪く、ただ巻きで釣果が伸びやすい傾向があります。ルアーへの反応が悪くなる夜間や、タチウオのレンジが浅めのときはワームのただ巻きが効果的です。ただ巻きではイマイチ反応が薄いときは、ただ巻きの途中に一瞬ストップを入れると反応を得られる場合があります。
以上の4点を意識すれば釣果アップ間違いなし!ぜひ試してみてください。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>
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