大阪、神戸、京都からほど近い立地で、オフシーズンに本格的な渓流釣りが楽しめると人気の兵庫県の一庫大路次川が、11月28日に今シーズンのアマゴ&マス釣りを開始する。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部)
一庫大路次川の渓流釣り開幕
この釣り場は、一庫ダム上流の一庫大路次川(猪名川漁業協同組合)の流れを利用した放流・渓流管理釣り場(いわゆる釣り堀)だが、河川を区切っておらず、上流の大阪府との県境から龍化トンネル南側までの約2.5kmでサオ出しができる。
今シーズン、魚は解禁前日にアマゴ、マスを各50kgずつ、2月20の釣り大会前にも各50kgが放流される予定。放流場所は川の案内所(事務所)から上流の千軒キャンプ場の間で、5か所ほどに分散して放流するとのこと。また、GW中のマス釣り大会では、ダム下流にニジマス100kgが放流される。
釣り券の情報は以下の通り。
日券:2000円
半日券:1500円
障碍者、75歳以上の方、女性、中高生は日券:1000円(半日券はなし)
小学生以下は無料(大人の同伴が必要)
解禁直後は狙い目
例年の傾向と今年の見通しを漁協の組合長にうかがったところ、例年解禁日は非常によく釣れるそうで、そこから一週間は初めての釣り人でも簡単に気難しいイメージのある渓流魚が釣れるとのこと。
その後は次第に警戒するようになって、テクニカルな釣りが必要になってくる。こうなると放流釣り場とはいえ渓流釣りとほとんど同じで、居場所を想像し、1匹を探しあてる釣りとなるそう。
そして、1か月ほどしたら多くの魚はダムに下りてしまうようだが、今年は川の途中に石を並べた堰を作って、そこに魚をとどめる工夫がされている。これは10年ほど前にも行っていた施策で、その時は放流した魚をより長く河川にとどめることができたそうだ。
組合長のオススメポイント
組合長よると、お勧めのポイントは漁協事務所上から上流にかけて400mくらいとのこと。このエリアは入川しやすく河原も比較的移動しやすいので、初心者やファミリーにも釣りやすい。
また、漁協事務所横には先に触れた石を並べた堰がある。堰のすぐ下流には魚がたまる傾向があるので、放流から時間がたったタイミングでの釣行の際はぜひ探ってみてほしいとのことだった。