【兵庫2020秋】現役船長が教える青物ジギング攻略術 3種のベイトとは?

【兵庫2020秋】現役船長が教える青物ジギング攻略術 3種のベイトとは?

明石~播磨灘は2019年に続いて、今季も青物が好調だ。そこで、今回はこの海域に精通する兵庫・高砂の浜栄丸の浜谷船長に青物攻略のコツを伺った。

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(アイキャッチ画像提供:浜栄丸)

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秋シーズンの青物攻略法

明石海域~播磨灘一帯で今年も青物が好調だ。そこで、今回は秋の好期を迎えたこのエリアのジギングに精通する兵庫・高砂の荒井漁港から出船の浜栄丸・浜谷船長に秋シーズンの青物攻略法を教えていただいたので、紹介したい。

【兵庫2020秋】現役船長が教える青物ジギング攻略術 3種のベイトとは?高砂・荒井漁港の浜栄丸(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

明石~播磨灘のジギングシーズン

浜谷船長によると、ここ数年、明石~播磨灘エリアの青物は好調続きで、水温が高めに推移していることもあって、オフシーズンがなくなっていると言う。

強いて挙げるなら、今季は9月中旬からジギングメインで出船を始め、好調な現在に至っている。浜栄丸では年間を通して出船するジギングに加え、冬場のショウサイフグ、夏場のマダコ釣りなど、季節限定の釣り物が入ってくる。

【兵庫2020秋】現役船長が教える青物ジギング攻略術 3種のベイトとは?広いデッキがうれしい(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

確かに秋はベイトフィッシュも多く、高かった水温も下げ傾向に入り、青物の活性も上がってくる。いわば、秋の好シーズンは9月中旬から年内が狙い目なのだ。

播磨灘のベイト3パターン

明石~播磨灘の秋はベイトが入れかわる時期でもある。秋のシーズンだけでイワシ、タチウオ、イカナゴ(フルセ)の3パターンのベイトが存在する。このベイトによって少しずつタックルのセッティングや釣り方が変わってくる。ベイトの認識が外れると、まったく釣れず、ヒットしまくりの同船者の勇姿を指を食えて見るだけになることもあるので注意が必要だ。

タックルの中で共通で使えるのは「ロッド」。ロッドは適合ルアーウエイトが120g前後の#2程度。やや軟らかめのロッドを共通して使うことが多い。

イワシベイト

現在の播磨灘を中心に、ベイトとなるイワシを追っている青物を狙う。イワシベイトの時は、どうしてもベイトの動きも速いので、派手なアクションが良い。ハイギアで6000番程度のスピニングリールを前述のロッドと組み合わせ、PEラインは2号前後でOK。

【兵庫2020秋】現役船長が教える青物ジギング攻略術 3種のベイトとは?サワラも好調にヒット中(提供:浜栄丸)

これに通常は150g前後のジグを使ったジャカジャカ巻きが合い、ワンピッチジャークが主流となる。潮の速い明石海峡エリアでは、もう少し重めの200g程度のジグがオススメだ。

タチウオベイト

浜栄丸に乗船するアングラーの間で人気が高いのが「タチウオベイト」だ。イワシベイト時との大きな差はそのアクションの速さとジグの形状だ。タチウオを捕食している魚をターゲットとするので、ジグはやはりロングタイプが圧倒的。

アクションとしてはテンションフォールも取り入れた、ややスローな誘いが良い。ジグの重さも200~300gを使って、フワフワとしたイメージのアクションが効くと言う。タチウオベイトは明石海峡エリアでの釣りが多くなる。

イカナゴベイト

12月に入り水温が下がってくると、秋シーズンも終盤戦。この頃に面白くなるのが、鹿ノ瀬でのイカナゴパターンだ。イカナゴと言ってもこの時期はフルセと呼ばれる親のイカナゴ。この時期には、ジグは軽めの100g前後を使用して、ピシピシと小気味よいアクションが効く。

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