8月3日と8月7日、播磨灘での落とし込み釣りにマイボートで出かけました。青物シーズン序盤で60cm級までのブリ族をキャッチした釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
兵庫・播磨灘の青物シーズン
内海の播磨灘で通常釣れる大物は、ブリとサワラの一族です。ともにメーターオーバーになる大型魚で、釣っておもしろく、食べておいしい人気のターゲットです。基本的なシーズンは、盛夏に始まり、初冬から年の暮れまでです。
南の海からイワシを追いかけて若魚のツバスやハマチが夏に播磨灘に入るとシーズンインで、ひと潮一寸の成長。2週間で3cmも大きくなると言われます。食欲旺盛な食ってくる魚たちです。
2020シーズンの播磨灘
例年は、多少の越冬組や気の早い群れが5月に顔を見せますが、今シーズンは多くのハマチが越冬して、真冬の2月でもジギング船が釣っていました。越冬イワシを食っているハマチのようです。
7月後半に南の海から訪れたツバスも交じり、あちらこちらに群れを見つけられる好調なシーズンが始まっています。例年になくタイ釣り、シーバス狙いにハマチが食ってきたりで、狙っていなくても初夏から顔を見ました。タコ釣りもひと段落で、いよいよ青物シーズンです。
狙えるターゲットは豊富
若魚のツバスからメーターオーバーのブリまで、それを釣る方法は多くあります。オールマイティーなのは、ジギングなどのルアーゲーム。それと、小アジの確保が順調ならば、活きエサのノマセ釣りは何と言ってもおもしろく、幅広く狙えます。
また、ハマチが数釣れるチョクリ釣りや、夏から中秋の落とし込み釣りもたまりませんね。
浅場の水深10mくらいでの待ち伏せや、潮の流れる50~30mへのカケアガリ狙いと、場所によっても変化しますが、ベストな選択をするとおもしろさが倍増するターゲットです。
初夏からは、まず落とし込み釣りで狙います。イワシの群れを見つけて、サビキ仕掛けでイワシを釣り、そのまま青物のいるタナでイワシを見せつけます。イワシが食いつけば、かなり高い確率でツバスやハマチが食ってくる、合理的でおもしろい釣り方です。
8月3日は明石二見沖へ
8月3日は、明石二見沖でタコ釣り。しかし、実績ポイントのタコが機嫌が悪く、朝から乗りが悪いのにバラシたりで3匹だけと意気消沈の日でした。乗合船もあっちこっちウロウロですから調子よくなかったのでしょう。
「落とし込み」での青物狙いに転戦
9時を回った潮止まり過ぎで、さらに狙うかあきらめるかと考え込んでいると、小さな潮当たりのいい根の周りで、魚探にイワシの群れと青物の反応です。タコが調子よければ手を出しませんが、今日はこれで残業決定です。
ツバスだろうからと、ライトタックルのMHタイプロッドにPEライン1.2号、リーダー7号にハリス7号、6本バリの落とし込みタックルです。準備を済ませたら、ボートを潮上に持って行き、釣り開始です。
ツバスを5尾ゲット
水深10~12mで、中層から下にイワシ。ゆっくりと落とすと「プルプル」とイワシが掛かります。にっこりしながらさらに下げて待つと、イワシが暴れ始めグイーンと食い込みます。
「そらっきた!」ツバスサイズですが、若魚は元気です。やわらかいロッドを大きく曲げて楽しい釣りが始まりました。この調子で3匹。
4匹目は、大きい。ドラグ音が鳴り続け、一気に走られました。耐えて動きを止めてこちらを向かせたところで切れました。チモトから切れているので、サワラのでかいのでしょうか?おいしい魚を逃がしてしまいました。
このあと2匹追加して、5匹で10時です。このまま釣れば2ケタの大釣りは間違いないですが、もう十分。暑くなる前に沖上がりです。