連日雨続きの7月14日の夕方、雨が上がったタイミングを見計らって少しだけデイナマズゲームに出かけた。場所は名古屋市内を流れる戸田川だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・杉山渓太郎)
ベロディでデイナマズ挑戦
7月14日、名古屋市内を流れる戸田川でデイナマズゲーム。今回はいつものベイトタックルではなく、スピニングタックル1本だけ。別の釣り方を試してみようと、今年モデルチェンジされたゾディアス268MLを連れてきた。
釣り方は去年大江川や五三川を中心に、バスではやったベロディというリグを使った釣り方だ。ベロディとはベローズスティックをブレディというシンカーと、ブレードが付いたコイル式フックに装着したものだ。巻いて使うとブレードが回り、テールが艶めかしく泳ぐ。
30分でナマズ5連打
到着して1投目、何か魚がアタったが乗らない。2投目、ドゥンとアタってしっかり食ったのを確認してからフッキング。サイズは40cm弱くらいだが、やはり反応がいい。
次は水路から弱い流れが出て、軽くヨレができている所へ。巻いてくると、アタるアタる。そしてフッキング。サイズアップだ。また同じ場所へ投げるとまだアタる。次は結構引く。上がってきたのは50cmアップのナマズだ。
同じスポットで連発し、30分で5匹のナマズをキャッチした。
後日55cm頭に2キャッチ
2日後の16日にも夕方1時間だけ出かけた。この日は前回と違い、一日中晴れでカレントはなく、水も悪かった。そんななかでもベロディでは、1投目からドゥンとアタるも乗らず。その後しばらくは反応がなく、歩いて移動した。
護岸際でよく出るポイントに正確に遠投し、ゆっくり巻いてくるとドゥン!まあまあサイズのナマズが遊んでくれた。
次は護岸と水中に沈む丸太の複合ポイントで、足場から近いゾーンを探るが反応なし。ならばと正確にピンスポットへ遠投してハンドルを回すとすぐにドンッ!足元まで寄せて現れたのは55cmほどのナマズ。楽しめたのでこれにて納竿。
おすすめリグ「ベロディ」
このベロディを使った釣り方は、どんなにトップで出にくい状況でもほぼ確実にナマズと出会わせてくれる。しかも投げて巻くだけ。とても簡単で手軽なので釣り初心者にもオススメだ。
1つコツを挙げるとすれば、トップゲームと同様に一発では乗らないことも多々あるので、しっかり重さを感じてからフッキングすることだ。こうすることによってキャッチ率を上げることができる。
そんな魅力的な釣り方だが、注意点もある。それはスピニングタックルを使った釣りになるため細いラインを使いがち。実際今回もバスで使っていたものをそのまま流用したのでPEライン0.8号を使っていた。そのためリーダー8lbを2mと長めにしていた。
1回釣れるとラインに傷が入りやすいため、ラインはフロロかナイロンの8~12lb、ロッドもパワーがML(ミディアムライト)以上のものを推奨する。そして釣れたら必ず結び直してほしい。魚の口にハリを残さないためだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・杉山渓太郎/TSURINEWS編>
戸田川