静岡県下田市の遊漁船にコロナウイルス陽性者が乗船 店舗が自ら公表

静岡県下田市の遊漁船にコロナウイルス陽性者が乗船 店舗が自ら公表

静岡県下田市の遊漁船(釣り船)が、乗船した釣り人の中にコロナウイルス陽性者がいたことを自ら公表しました。屋形船での感染者発覚は大きなニュースになりましたが、屋外レジャーである「釣り」は、新型コロナウイルスとはあまり縁がなかったように思います。どういった経緯だったのでしょうか。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版編集部)

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下田市でコロナ陽性者が乗船

静岡県下田市の遊漁船を仕立てで利用した東京在住の釣り人が、新型コロナウイルスに感染していたことが6月16日に分かりました。遊漁船の説明によると、保健所の調査の結果、船長は濃厚接触者に当たらず、接触のあった助手(仲乗り)はPCR検査を行い陰性だったといいます。

この事態を受け、該当船宿は船長判断で出船を自粛しています。

静岡県下田市の遊漁船にコロナウイルス陽性者が乗船 店舗が自ら公表下田発の人気ポイントの風景(提供:週刊つりニュース関東版編集部)

発覚までの経緯

発症した釣り人が乗船したのは6月13日。釣り人は当日の様子について、「コロナ対策は十分にしていたし、風邪のような症状もなく熱も体温計を所持して度々計測していて、コロナ疑いの目安37度はなかった」と説明しているそうです。

しかし14日夜から15日未明にかけて発熱、市内の病院で診察を受けたところコロナの疑いで抗原検査し陽性反応。16日、PCR検査の結果コロナ陽性が判明したとのことです。

船宿の事前コロナ対策

同船では、コロナ感染拡大防止の対策のため、4月13日~5月6日までは営業を自粛していました。再開後も、マスク持参や体調不良の人は乗船を控えるよう呼びかけたうえで、帰港後の除菌など、毎日できる限りの感染防止に努めていたといいます。

個々の釣り人が責任持った行動を

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、ウイルスの脅威が去ったわけではありません。引き続き「3密」を避ける自主的な行動と、感染拡大を防止するマスクや手洗い、アルコール除菌などを徹底し、個々の釣り人が責任持った行動を心がけましょう。

静岡県下田市の遊漁船にコロナウイルス陽性者が乗船 店舗が自ら公表下田出船の船釣り風景(提供:週刊つりニュース関東版編集部)

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<TSURINEWS編集部>